突然死のリスクが高い睡眠時無呼吸症候群 睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸停止を繰り返すことで、心身のさまざまな病気や、強い眠気など日常生活での問題を引き起こす病気です(註1)。 睡眠時無呼吸症候群については、もっともよく見られる睡眠障害のひとつですので、医療機関からのホームページなどから、たくさんの情報を得ることができます。頻度や症状や健康リスクに関して、重要なポイントをかいつまんで以下に挙げます。 註1:睡眠時無呼吸症候群は閉塞性、中枢性に分類されるが、気道が狭くなることによって生じる閉塞性睡眠時無呼吸がほとんどを占める。この項目では、なじみのある睡眠時無呼吸症候群という用語を使うが、閉塞性睡眠時無呼吸のことを意味している。 ・成人男性の約3~7%、女性の約2~5%。男性では40歳~50歳代が半数以上を占め、女性では閉経後に増加。300万人が睡眠時無呼吸症候群の治療を必要としている。