まず、農産物と大きく異なる点は関税税率が3.5%~7%前後と安いこと。 元総理大臣の地元の農産物のように実質1,700%超えなんてことはありません。 もちろん、ゼロではないので国内と同じ価格帯のものは入っては こないわけですが、関税が及ぼす価格への影響力は限定的です。 では影響が全く無いのか?というとそうでもなく たとえば水産物のうち近海で取れるものについては"国内産業保護のため" 経済産業大臣が認めた一定数量のみが許可されることになっています。 関税の自由化交渉においてはこの種の『非関税障壁』は忌避されるので 最終的な合意に向けてこの制度も見直さざるを得ない状況も出てくる んじゃないでしょうか。 とはいえ、もともとこの制度では割り当ての取れた人だけが優遇されてしまうので、 (意図しているのかしていないのかは知りませんが)国内の販売業者の間で 官製の格差が生まれてしまいますし、何より価格の