素材やジャンルにとらわれない「新日本料理」を提唱し、テレビでも活躍した料理研究家の神田川俊郎(かんだがわ・としろう、本名・大竹俊郎)氏が25日、大阪市内の病院で死去した。81歳だった。 16日に自宅で体調を崩し病院に搬送された後、新型コロナウイルスの感染が判明し、治療中だった。葬儀・告別式は親族、関係者で行い、後日、お別れの会を開く予定。 昭和14年、京都府生まれ。17歳で料理人を目指し、大阪・今橋にあった老舗料亭「なだ万」などで修業。22歳でおでん屋「ふく柳」を開く。昭和40年に大阪・北新地に日本料理店「神田川本店」を開店した。名前は、京都市内で父が営んだ鰻(うなぎ)屋の屋号「神田川」にちなみ、オーナーとして複数の店舗を展開した。 一流料理人が対決する人気番組「料理の鉄人」(フジテレビ系)など数々のテレビ番組に出演した。農林水産省の日本食普及親善大使も務めた。全日本調理師協会の名誉会長。
![料理研究家・神田川俊郎さん死去 新型コロナに感染](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6209c5b5fbfab118b2e0f49c842d19ddff6012a6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2Fn9PieBlpkC_Ddj89bz7tFWHQNzQ%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FPR3MQNIDFBONFDE67C7GLPM2BE.jpg)