「うわデカッ!」 と思わず唸るいちごをいただきました。 いちごの堂々たる風貌にしばし見とれていると、どうしてもいちご鑑賞会をひらきたい衝動に駆られます。 でも「ほうら、すごいでしょう」とカメラに収めただけではただの自慢にしかなりません。 これ以上自慢こきだと思われるのもシャクですし、そもそも記事として成立しない。 あそーだ。 この大きさなら、いちご大福が作れるんじゃないかな。 ただし、逆バージョンの。 (text by 土屋 遊) いちご大福のほろ苦い思い出 平成の今こそ"いちご大福"はひとつの固有名詞として認識されていると思いますが、私がはじめて耳にしたときは 「いちごとっ!?大福がっ!?」 まさかウソでしょうっ!? そんな衝撃だったのです。 世間でモテはやされようとも、けっして手を出さなかった私が、その未知なる物体を味わったのは、初めて訪れたお仲人さんのご自宅でした。 漆の小さなお盆に