株式・債券の相関(1950~2020年) 今回のバンガードのレポートの背景には、昨今のコロナショックや金利上昇局面において、かつてのような株式と債券の相関性(負の相関)が失われているのではないかという批判があります。 しかしながら、歴史的に見れば、短期的に株式・債券が正の相関を持つことは珍しくありません。 濃い青線は直近6カ月、薄い青線の直近24ヶ月の相関係数の変化を表しています。 短期であればあるほど、プラスの領域に入ることがあることが分かりますし、2020年に入ってからも株式・債券の相関はプラスに転じています。 もうひとつ注目に値するのは、2000年以前とそれ以降では、株式と債券の相関に大きな変化がみられる点です。 2000年以前(1950~1999年)の株式・債券の相関係数は0.42とプラスでしたが、2000年以降は▲0.32と大きくマイナスに転じています。 株式と債券が2000年以
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