紙に印刷する通常のプリンタとは異なり、立体の造形物を作成できる3Dプリンタ。現在はまだ法人向け用途が主で、1台数百万円と高価なモノが多いが、中には個人向けに設計された安価で小型なモデルもチラホラと登場してきている。先日、米ラスベガスで開かれた国際家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」にも、日本円にして約10万円程度の3Dプリンタが出展。メーカーのウェブサイトから5,000種類ものデータをダウンロードすることでいろいろなモノが作れるこの3Dプリンタは、家庭で使うプラスチック製品ならたいていのモノは作れると注目されているようだ。 この3Dプリンタは米国のMakerBot Industries社が開発した「Thing-O-Matic」。シンプルかつ質素な外観とは裏腹に、その中には超ハイテクな技術が詰め込まれている。縦横約30センチ、高さ約40センチというこの機械により、