ホンダが2010年からレースに投入した新型マシンHSV-010=「スーパーGT」第5戦で2010年7月25日、山村博士撮影 ホンダの伊東孝紳社長は4日、05年末に生産終了した高級スポーツカー「NSX」の後継車の開発を再開し、市販を目指す方針を明らかにした。08年秋のリーマン・ショックで業績が悪化したことなどから市販車の開発を凍結していたが、伊東社長は「(市販を求める声に)応えていかなければならないと思っている」と明言した。発売時期は示さなかった。 NSXは90年発売。車体にアルミを使用するなどして軽くし、加速性能などが高いことで知られたが、海外で燃費や排ガス環境規制への対応が困難になったこともあり生産を終了。後継車を「HSV」と名付け、レース車両としては開発を続けていた。【米川直己】