ジャン=マルク・ヴァレ監督、リース・ウィザースプーン主演『わたしに会うまでの1600キロ』を見た。 ヒロインのシェリル(リース・ウィザースプーン)は母ボビー(ローラ・ダーン)の死以来非常に精神不安定になっており、ヘロインとセックスに溺れて夫とも離婚する。ボロボロのシェリルは心機一転し、パシフィック・クエスト・トレイルと呼ばれる長いハイキング道をメキシコ国境からカナダ国境まで歩くという長旅に出るが… 基本的には、全くハイキングの経験が無いシェリルが歩いて苦労する様子に、シェリルの過去の様子がフラッシュバックで挿入されるという構成になっている。シェリルは事前にラクダの訓練とかを学んでいたわりと準備万端な『奇跡の2000マイル』のロビンに比べると全然準備が出来ておらず、バカでかい荷物詰めすぎのバックパックを背負い、大きさが合わない靴を履き、間違った道具を持って行ったりして最初はひどいめにあう。し