かりに、2.1% 上昇するかわりに住宅コストが過去12ヶ月で 2.1% 下落していたとしたらどうだろう? その場合、コアインフレ率はゼロということになる。どちらがもっともらしい数字だろう? 過去1年間のかなりにわたって、住宅価格は月あたり 2% 以上で下がり続けてきたんだよ。 『ブルームバーグ』で、同様の結論に達した新しい学術研究が伝えられている: 新研究によれば、CPI は物価変動の反映が遅れるという――さらに、同じくらい重要な点として、CPI は物価が上がったり下がったりする度合いを過少に示してしまう。この問題の出どころにさかのぼると、政府による住居費の計算方法にたどりつく。住居費は、この物価指標の3分の1を占める。 3名の経済学者が開発した代替の計測法では、物価が動くとすぐさまこれを把握し、さまざまな変化の全域を示している。大恐慌以来で最悪の景気後退が起きた 2008年〜2009年に
![スコット・サムナー「消費者物価指数と住宅価格」(2018年5月11日)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3f4b226c2ce32a4a7e775b1915e5b4f3eb445a10/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fecon101.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F05%2FScreen-Shot-2018-05-10-at-8.33.59-PM1-e1525999769270.png)