映画『ゲット・アウト』をネタバレ解説。アメリカにはびこる差別意識を暴く、社会的意義のある傑作として徹底考察。 全米No.1映画批評サイトのRotten Tomatoes(ロッテントマト)で満足度99%という異例の高評価を叩き出し、2018年アカデミー賞脚本賞を受賞した映画『ゲット・アウト』。 本作は、ドライな笑いと荒唐無稽ともいえる展開を持ち味としたホラーコメディですが、アメリカにおける「深層意識にある差別」を暴き出したことに深い意味があります。 ポスターで驚愕・恐怖の表情を浮かべ、何かに怯えるこのアフリカ系アメリカ人の青年を主人公に、どのようにしてアメリカ人の深層心理に光を当てたのでしょうか。 まず、現在のアメリカ映画をめぐる差別問題から解説していきます。 アメリカ映画と差別問題のいま 近年、アメリカでは人種問題やLGBT、社会的弱者をテーマとする映画が、大きな注目を集めるようになってき
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