本当に大事なことには、理由なんて無い方がいい 「天気の子」感想 - 月記

ムショ脱走してから、ずっとニヤニヤしながら見てた。ずっと帆高くんに、やっちまえと無責任に応援しながら見てた。やっちまったなあ。こんなベタなボーイミーツガールを衒いなくやりきって、本当に最高だと思う。 強かったり正しかったりする人間が勝つなんて当たり前のことなんで、むしろ弱くて間違ってる人間に美しさでもって勝利への説得力を与えるのが美術の価値なのではないか。そういう意味で、陰鬱なコンクリートジャングルから一転、晴れ上がった東京の街を駆け抜ける帆高の姿に、こいつは何かを成し遂げるんだろうという説得力を、僕は確かに感じた。逆に言えば、そこに乗り切れなかった人にとっては薄っぺらい物語になるんだろうね。 で、陽菜さんを掠め取って告白する場面で、喝采を送りながらも「コレで向こう数ヶ月はずっと雨なんじゃないか」と苦笑してたんだが、そんな浅慮を飛び越え、めでたしめでたしで着地しなかったのにはぶったまげた。

[type-100]

あと凪センパイがあざとい

[amamako]

“これは人間賛歌としての素晴らしさなのだ。”まさにその通り！という感じ。

[htnmiki]

そこを素晴らしいと観る人、幼稚と観る人、なんだろうな。まあぶっちゃけ世界のこと考えて日々の決断してる人なんてそんなにいねえよという身も蓋もない話でもある。しかし猫っ毛薄毛マンとしては雨はつらい。

[marsrepublic]

物語としては滅茶苦茶だけど、好きな妄想を炸裂させたいんだからこれでいいんだという説得力はある。前作より好印象だというアニメファンも多いはず。

[hiby]

女の子ひとりのために世界を台無しにしても構わないと言い切る選択にニヤニヤしちゃったよね。

[omega314]

全然見る気無かったのに、こう言われてしまうと見るか～となる。 / 予約した。

[mahal]

このエントリの正しさの一方で、そこはかとなく、物語の終局においては、野田洋次郎が言い放ったらしい「自分の生まれた国を好きで何が悪い！｣という言葉などを思い出したりもした。

[Ri-fie]

「狂った世界に向けて陽菜さんが祈るシーンが最高に美しい。超常的な力も正しい世界も失われたが、それでも人として生きていくという強さを感じる。これは人間賛歌としての素晴らしさなのだ。」

[zorio]

この話は100%これでいいと思ったわ。おかしいとこなんてどこにもないし、あの終わり方で正しい。

[hdkINO33]

“一人と世界を天秤にかけて一人を選んだら、なんだかんだで世界も救われる作品が多い中、世界を捨てて、しかもそれをいい話として描ききったぞ。そうだ、それでいいんだ。”

[c_shiika]

あの調子だと人的被害はほぼ出てなさそうだし、3年後もあれはあれでけっこうみんな適応してて楽しそうだからいいんじゃないかなって気持ち。みんなああいう風景好きでしょ？

[Ta-nishi]

ラストは確かにぶったまげた。そこまでは正直退屈だったけど、ラストはとても素晴らしかった。

[nuryouguda]

弱くて間違ってても、「狂気」はずば抜けて強かったよな

[REV]

ある意味、決断の話。決断を迷う帆高と陽菜、決断してしまった須賀圭介と安井・高井刑事、そして迷いのないセンパイ。さすがですセンパイ。

[iwazer]

そんな感じ。映画館で深夜アニメ観てる気分だったｗ

[mastsouth]

言いたい事はここに書かれていた