3月16日、ニューヨーク外国為替市場では、日本の福島原発の状況に対する懸念が強まるなか、円が1ドル=76.25円をつけ、史上最高値を更新した。昨年8月撮影(2011年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [ニューヨーク 16日 ロイター] 16日のニューヨーク外国為替市場では、日本の福島原発の状況に対する懸念が強まるなか、円が取引終盤、対ドルで史上最高値を更新した。日本の財務省・日銀が円上昇を抑制するための介入に動くかどうか、市場は注意深く見守っている。 電子取引システムEBSで、ドル/円は4%以上下落し、1ドル=76.25円をつけた。これまでの過去最安値は、1995年4月19日につけた1ドル=79.75円だった。東日本大震災以来、日本や海外の投資家らの間では、豪ドルなど高リスクとされる資産のロングポジションを解消する動きが広がり、円への買いが先行している。 フォレックス・ドット・コ