[読了時間:3分] 前回、前々回の記事に引き続きダニエル・ピンク氏が10年以上前に書いたフリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるかをベースに、これからの日本社会の方向性を探りたい。今回の記事では、会社という組織について考えてみたい。 フリーエージェント社会が到来すれば、企業はどうなっていくのだろうか。 ダニエル・ピンク氏は、規模の経済のメリットを受けることのできる大企業はますます拡大し、それ以外の企業はダウンサイジングを続け、フリーエージェントや零細企業が急増する、と予測している。「新しい経済には、多くの象と無数のネズミだけになり、中間の動物の数はどんどん少なくなる」というような表現を使っている。 どのようなメカニズムで、大企業とフリーエージェントの2極化が進むのだろうか。ダニエル・ピンクは、企業内のトランスアクションコストと、外部とのトランスアクションコストを比較し
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