新型コロナウイルスの感染拡大により、全国の病院が大混雑している。それは内科だけではない。松崎病院(愛知県)の精神科医・鹿目将至氏は、「親交のある県内の精神科医の場合、3月下旬のある日に診察した患者68人中58人がコロナへの強い不安を述べたそうです。『コロナ鬱』といってもいい症状を訴える患者が急増しています」という――。 精神科を受診した68人の患者のうち、58人が「コロナ関連」 新型コロナウイルスの感染者数が増え続けている。自らのコロナ感染を疑う患者も、日々、病院に殺到している。とりわけ「内科」は大混乱だが、そうした混雑状況は他の診療科にも飛び火している。たとえば、精神科だ。 愛知県にある松崎病院の精神科医・鹿目将至かのめまさゆき氏はこう話す。 「私たち精神科もコロナと無関係ではありません。むしろ精神科だからこそ、直撃と言っていいほどコロナの影響を受けています」 鹿目医師と親交のある愛知県