ブックマーク / mazmot.hatenablog.com (11)

  • 宿題を自明とする教育方法は正しいのだろうか - 「宿題論」はなかなか進まない - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    「宿題論」という名前のファイルがデスクトップに置いてある。プロパティを確認すると書き始めたのはちょうど2年ほどまえになる。プロットも考え、初めの方を原稿用紙換算で10枚ほど書いたところで、止まっている。書き始め時点ではそういう構想でもなかったのだけれど、その後、これは家庭教師の手引書の第二弾の1つの章を構成するものとして私の中では位置づけられている。最初のを書いてからもうずいぶんになるから、そろそろ次を書きたいと思って準備をしてきた。これはその一環だ。 ただ、なかなか書けない。言い訳はいろいろあるが、いまだに進んでいない。なに、そのうち書けると思う。そして、しっかりした論はそっちで書くつもりだ。中身は、一般に「宿題」として出されるものの欠点を論って、最終的に「それならばどんなふうにしてどんな内容の宿題を出すのが有効なのか」というところにもっていこうと思っている。なにせこれは、家庭教師のた

    宿題を自明とする教育方法は正しいのだろうか - 「宿題論」はなかなか進まない - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
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    mazmot 2023/12/14
    id:maketexlsrさん、その「昔から」を現代にあてはめるのがおかしいんじゃないか、というのが本文の趣旨なんですよ。かつて学生はいわば自営業者で「好きでやってる」が前提だったけど、いまは労働者のように管理され…
  • 「太陽光発電の拡大は民主党政権のせい」という事実誤認 - 時系列は正しく見よう - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    私はもう10年ぐらい前になるけれど、非正規雇用の専門職(という言い方がものすごく奇妙なのだけれど)として太陽光発電関係の公的な仕事にごくわずかだけかかわっていたので、いまでも太陽光発電に絡んだニュースには注目している。そして、ブックマークしたら、他の人のコメントもながめている。参考になるものもあれば、見当違いだなあと思うものもある。たとえば、今日も、そういうのがあった。このニュース mainichi.jp についた、このコメント 再考エネルギー:全国で公害化する太陽光発電 出現した黒い山、田んぼは埋まった | 毎日新聞 何度でも言う 菅民主党政権時に雑に制度設計し補助金→経済の弱い地方で利権化→その後自民党政権下で補助金率必死に下げる 2021/06/27 10:34 b.hatena.ne.jp なんかを見ると、「事実とちがうことを何度でも言われてもなあ」と思う。フィードインタリフの固定

    「太陽光発電の拡大は民主党政権のせい」という事実誤認 - 時系列は正しく見よう - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
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    mazmot 2021/06/30
    id:sds-page さんの嘆きもわかるけど、私は住宅用太陽光発電システムは「不良債権」とは思っていない。むしろ功績を誇る民主党系の人に、「いや、それって別にそういうことないから」と言い続けてきたつもり。
  • たねをとるのは自然権 - 種苗法に寄せて - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    種苗法改正を巡って、いろいろな人の声を聞くようになった。私は以前、自家採種に関するの編集に携わったこともあって、この方面には決して無関心ではない。けれど、法制度に関してはそのの著者グループの間でさえ温度差があり、私のようなシロウトがあまり踏み込んではいかんのだろうという感覚もおぼえた。現行の制度を変えるべきかどうかはともかく、現行の制度でさえ、問題点がないわけではないことも理解できる。なので、改正するのであれば、それはきちんと有識者が議論して、正しい方向性で改正されるべきであり、そういうことであれば、いまさら私がどうこういうことでもなかろうと、近頃では距離をおいていた。 種苗法にかぎらず知的財産関連の制度では、それをタテにとったグローバル企業の世界戦略との関連性が必ずとりあげられる。細かい話をすると長くなるので一言で乱暴に端折ってしまうとそういう世界戦略は概ね人類にとって好ましいもので

    たねをとるのは自然権 - 種苗法に寄せて - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
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    mazmot 2020/05/22
    id:brusky さん、登録業者以外は種苗の販売は禁じられています。無償の譲渡や交換は可能なので、たねの交換会のようなものは存在します。
  • 9月新学期再考 - 後手後手の対策はすべてを消耗させる - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    先週末あたりから急にこのブログへの検索からの流入が増えたなと思っていたら、その頃、有名教育評論家が「9月新学期」を言い出したらしい。そして、それを受けて文部科学大臣も「様々なところで声が上がっていることは承知している」みたいなことを言ったとか。私が、「9月新学期」について mazmot.hatenablog.com ブログ記事を書いたのが4月1日だから、3週間以上もたってようやくそういう話が表面に出てきたわけだ。おかげでアクセスが増えるのは「ごっつぁん」ではあるのだけれど、正直なところ、「なんで今頃になって?」と首を傾げざるを得ない。 感染拡大の状況がたかだか1ヶ月の緩いロックダウンでどうにかなるわけではないことは3月末には明らかだった。そして、文部行政的に(私の好みじゃないよ)1ヶ月以上始業を遅らせることが困難なことも明らかだった。この2つを足し合わせたときに最も合理的な案のひとつが「9

    9月新学期再考 - 後手後手の対策はすべてを消耗させる - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
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    mazmot 2020/04/29
    id:Outfielder さん、明確な回答有り難うございます。おそらくそうでしょう。けれど、私の疑問は「なんでもう1ヶ月早くなかったの?」なので。
  • 「安心」は安心じゃない - 定訳の厄介さ - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    専門的な文書、論文であるとか専門書であるとかを翻訳する場合には、まずはその分野の基礎知識がなければならない。とはいえ、依頼が来てからきっちり勉強していたのでは間に合わないから、だいたいは参考文献リストとかから見当をつけて、周辺の文献を大急ぎで斜め読みすることになる。それをやっておかないと、文脈を読み違えてクライアント(たいていはその道の専門家)からお叱りを受けることになる。それでは次の仕事につながらないので、ここは手を抜けないところだ。 周辺の文献を調査するのは、既に存在する訳語を押さえておくためでもある。特に英文和訳の仕事では、たいていの分野で既に先行する何らかの翻訳が存在する。特定の単語についてそういった先行訳を無視すると学問の世界ではまずいことになる。とはいえ、先行訳が必ずしも適切とは限らない。そういう場合にはきちんと先行訳の存在とそれがなぜ依頼の文献に適切ではないのかのコメントを添

    「安心」は安心じゃない - 定訳の厄介さ - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
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    mazmot 2020/04/17
    id:nt46 さん、safeとsecureはそれぞれ独立した別概念なんですね、多くの分野で。だからくっつけて解決とはいかないのです。
  • ストロングZEROは危険? - 自分自身の合理的思考こそ疑うべきもの - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    ストロングZERO、というのは商品名なので、ストロング系アルコール飲料という言い方をしてもいい。あるいは、物質として正確を期すならば、人工甘味料添加カクテルという言い方もあると思う。その害が警告されている。 togetter.com これに対するブコメ群が、興味深い。 b.hatena.ne.jp もちろん多様な人々の多様なコメントなので一概にくくってはいけないのだけれど、その多くが、「同じ酒なのになんでストロングゼロだけ目の敵にする? アルコールの摂取量だけなら、他の酒と同じ(あるいは他のほうがもっとひどい)じゃない? 合理的じゃないよね」的なものだというのは、あながち間違っていないと思う。そして、来は合理的な思考を行うべき医師が、どう見ても非合理的な断罪をするのがおかしいと、そういう論調が目立つものだと思う。 だが、当にそうなのだろうか? 元Tweetで松医師は「人工甘味料を加え

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  • なぜ子どもに家事を手伝わせるべきなのか - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    つい数日前のことだ。中学1年生の親御さんに「夏休みに何をさせたらいいでしょうか?」と質問を受けた。小学校から中学校に上がるに際して成績が下がることが不安だからと4月から新たに教えることになった生徒だ。ご両親の不安は的中して、家庭教師を付けたにもかかわらず、定期テストの点数は下がり続けている。 「夏休みに何をさせたらいいか?」という質問は、こういう文脈で出てきたものだ。だから、当然それは、「成績をあげるためには、どんな勉強をさせたらいいのでしょうか?」という相談であり、期待されているのは、「この教材を毎日これだけの時間やりなさい」という「勉強」の具体的な指示だ。けれど私は、あえて言った。 「じゃあ、料理を手伝わせてください」と。 家庭教師は、成績をあげるのが仕事だ。特殊なニーズがあるケースがないわけではないが、ふつうは、それ以上でも以下でもない。だから、生徒に特定の思想やライフスタイルを植え

    なぜ子どもに家事を手伝わせるべきなのか - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
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    mazmot 2019/07/08
    id:kabuquery さん、ここは数学専門の人と見解が分かれるところです。私は工学部(機械系)の出なので、実体があったほうがずっとわかりいいという感覚ですね。数学者は抽象の世界に行けるのですが、凡人にはなかなか…
  • なぜビジョンを語らないのか - それができれば苦労はないのだが - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    太陽光発電のことを書いたひとつ前のエントリがやたらとアクセスが集中して、ちょっと困惑している。確かに太陽光発電に関連するある領域は私の専門と言ってもいいのかもしれない。けれど、底の浅い専門だし、その他にもっと自分にとって重要なことはたくさんある。その一部はこのブログでも書いてきたし、思い入れもある。そういうのがあんまり注目もされず、過去の記憶を掘り起こして書いた記事が広く読まれる。ま、世の中なんてそんなものなのかもしれないが、なんだかなあと思ってしまう。 太陽光発電に関しては、それでもまだまだ言い足りないことがある。まず、そもそもなぜ太陽光発電が国家政策になったのかとか、そのあたりの歴史的経緯は、ちょっと調べればわかることなのに、あんまり話題にのぼらない。現代の人々にはどうでもいいことなのだろう。私のようにちょっと長いこと生きていると、やっぱりそこは無視できないことになる。 まず、太陽光発

    なぜビジョンを語らないのか - それができれば苦労はないのだが - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
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    mazmot 2019/06/16
    この内容は、ほぼ2012年にあるセミナーで話したことと同じ。けれど、相変わらずまとまらないな。
  • 政治に経済を語ってほしくない - どうやら私は自由主義者らしい - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    政党座標テストなるものがあった。 www.celebritytypes.com むかし流行った性格診断とか動物占い程度のことではあるのだけれど、意外な結果が出たのでちょっと考えさせられた。 あなたの政党同調度は: 完全に右派と左派の中間, 61.1% 自由主義者 自分自身の意識としては私は「ノンポリ」だ。いまではこういう言い方はしない。私が若い頃は「野球チームはどこ?」というのと同じくらい気軽に政治意識を尋ねられたものだ。ちなみにその時代、「野球じゃなくてサッカーなんですよね」というのはあり得ない話で、どうでもいいと思ってる人はだいたいが「巨人かなあ」で、アンチが「阪神タイガース!」、当の野球ファンは「近鉄」とか「南海」と答えたものだった。政治の方では「右」か「左」か「ノンポリ」に三分された。どれかのカテゴリーに分類しなければおさまらないのがダイバーシティもへったくれもない当時の空気で、

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    mazmot 2018/05/28
    id:frothmouth さん、思想というより情念ですね。昔、学生運動あがりの人が「ロゴスじゃなくてパトス」とか言ってて「このおっさん、何わけのわからんこと言ってんだ」と思ってましたが、ま、だいたいはそういうことです
  • ミシェル・オバマを大統領に? - それは、ない、けれど。 - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    ミシェル・オバマ大統領夫人の演説を受けて、「よっ、大統領!」ではないが、彼女を大統領に、という声がまたも上がってきているらしい。ヒラリーができるならミシェルだって、ということなのだろうか。 www.good.is もちろんこれは、外野の声。にしても、Twitter上では「大統領選に出てくれ!」という声が溢れているらしい。タイミング的に今年の選挙は無理でも、次回とか、その次とか。なかには、「まずは上院議員になって、そのあとで大統領選に」と、ヒラリー・クリントンの足跡をたどるようなアドバイスもあるらしい。 こういう話は初めてではないようで、この夏の民主党全国大会で演説したあとにも、「未来の大統領候補は彼女で決まりだ」みたいな話があったらしい。ただ、そのときの記事を見る限り、これはあり得ないストーリー。なによりも人が嫌がっている。 fortune.com 「嫌がっている」というのは、具体的な立

    ミシェル・オバマを大統領に? - それは、ない、けれど。 - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
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    mazmot 2016/10/28
    ミシェルとヒラリーが対決したらミシェルの圧勝だそうだ。 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/48244
  • 因数分解とか、教える意味はあるの? - 教育についてウダウダ書く前に - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    なんで勉強するの? 中学生ぐらいの子どもたちに、「勉強、好きですか?」って聞いたら、10人のうち8人から9人は「嫌いです」もしくは「好きじゃない」と否定的な答えをよこす。正常だと思う。私も嫌いだった。いまでも嫌いだ。 もちろん、10人のうちに1人か2人は肯定的な返答をする。ただ、それは「好きな教科は理科です」みたいに「勉強」の中に無理矢理に好きなところを見つけようとするちょっと方向ちがいの反応だったり、「100点とったら気持ちいいから」みたいなやっぱり質とはちがうところに楽しみを見出しているケースだったりする。それ以上に、「勉強が好き」と答える子どもの多くは、「自分は勉強が好きなはずだ。勉強が好きな子はいい子だし、自分はそういういい子であらねばならない」と、かなり抑圧された生き方をしているひと。大きな問題を抱えている。 安定しない業では生活が成り立たないので空き時間で始めた家庭教師業も

    因数分解とか、教える意味はあるの? - 教育についてウダウダ書く前に - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
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    mazmot 2016/10/13
    id:turuhashiさんにブコメで声掛けられたみたいなんで、教育論でも書こうかと。ただ、入り口で既にグダグダ。まだまだ本論までは遠い。
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