アメリカの核開発の脅威に対抗する為、1951年に建設がはじまったという旧ソビエト軍の長距離航空本部は、深さ60メートルの地下に建てられた屈強な要塞だった。 核シェルターとしての役割はもちろん、内部構造は迷路のように入り組んでおり、大小のトンネルで形成された総面積7千平方メートルの迷宮世界。この複合体のトンネルは、モスクワの地下鉄と接続されている。 冷戦時代も終わり、2006年、民間企業がこの施設を買い取り、「冷戦博物館」が作られた。今では一般公開されているという。 ソース: English Russia » Bunker-42 in Taganka 地下60メートルにあるこの施設に入るには、18階の暗い階段を降りていかなければならない。エレベーターもあるにはあるが、小さすぎてほとんどの観光客はこの長い階段を昇り降りしているという。 米ソの核開発競争が本格化していた1956年から約30年間、