IT業界でプロとして活躍するには何が必要か。ダメな“システム屋”にならないためにはどうするべきか。“システム屋”歴30年を自任する筆者が経験者の立場から、ダメな“システム屋”の行動様式を辛口で指摘しつつ、そこからの脱却法を分かりやすく解説する。(毎週月曜日更新、編集:日経情報ストラテジー) “システム屋”の役員A 「以上の理由で“プリンス君”を役員に推挙します」 役員B 「私は賛成ですな。当社創業以来最年少の役員昇格ということになりますが、彼なら申し分ありません。優秀を絵に描いたような人物ですから」 役員C 「私も賛成ですが、1つエピソードを申し上げたい。一昨年、一緒に米国出張にいった時ですが、彼は英語ができるだけではない。米国人とビジネスができると言うべきなんでしょう。何やらジョークもシャレていて、みんなで笑っているんですよ。ま、私を除いて」 役員A 「私の部門で在籍中の3年間、彼の評価
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