村重 「全国展開や世界への輸出にも眼を向けておられるとか」 小田 「国立がんセンター中央病院の院長だった土屋さん(了介・現癌研顧問)が、日経新聞の経済教室に書かれた『医療の産業化』という記事を読んで、まさに僕は療育の産業化をしたいんだと思いました。療育はまだまだサービスの質が低くて、もっと高くなる余地はたくさん残していると思っていますし、そこで働く我々の待遇も低いと思っています。サービスの質を上げて、そこで働く人たちも一生安心して仕事に打ち込めるような、そういう仕事にしていくためには、産業化が必要不可欠だと思ってます。今までの障害福祉というカテゴリーの中で、国から規制された押しつけられた形でやってきたと思うんですけど、これからはもっと民間の力、民間の活力を生かして、産業として療育の業界をつくっていきたいなと思っています」 村重 「それによって、療育する側も受ける側もハッピーになるということ