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世代論に関するmegyumiのブックマーク (39)

  • 404 Blog Not Found:最近の若者たちはどうやって本を読んでいるか

    2007年06月28日16:00 カテゴリArt 最近の若者たちはどうやってを読んでいるか touché! わたしが知らないスゴは、きっとあなたが読んでいる: 「最近の若者はを読まない」当の理由 「最近の若者はを読まない」はウソ。知らずに言う奴は、自分に都合のいい事実しか見てないだけ。知ってて言ってる奴には理由があって、1) 出版・マスゴミ業界の方便、2) 自分語りしたいオヤヂの2者が隠れている。 いまだかつて、これほど多くの活字や図版に育まれて育っている若者たちはは存在しないといって過言ではない。 にも関わらず、出版不況というのは当のようである。 市場規模は縮小傾向 翻訳通信より 引用 右のグラフを見ての通り、全体の売上げ(ピンク)は1997年をピークに頭打ちになっている。いや、むしろバブル崩壊後もしばらくは市場の拡大が続いていたことこそ驚くべきか。 にも関わらず、新刊点数(

    404 Blog Not Found:最近の若者たちはどうやって本を読んでいるか
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「最近の若者は本を読まない」本当の理由

    最近の若者は、を読まない。ネットやケータイに毒されており、まともな文章を読む能力に劣るのが、イマドキの若者だそうな。そのため、文を書く能力も、相手の話を理解する能力も、ひいてはコミュニケーションそのものが著しく劣っている。このままでは日が亡ぶ ―― って、ホント? しかもこの説、かなり昔からもてはやされている。「最近の若者は…」といいだすオヤヂ連中が「最近の若者」だったころも、この言説はマスゴミ紙面の埋め草となっていた。 昔から語り継がれるこの命題について、調べてみた。 結論からいうと真逆で、最近の若者ほどを読んでる。これは二重の意味でYESといえる。つまり、昔に比べて今の方がは読まれている。さらに、オヤジ連中よりもむしろ、若者世代の方がを読んでいる。 その根拠は、読書世論調査。毎日新聞社が1947年から行っている調査で、全国の16歳以上の男女を対象とした「読書世論調査」と、小・

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「最近の若者は本を読まない」本当の理由
  • 自戒自戒 - matakimika@hatenadiary.jp

    最近読んで、なるほどなと思いつつ、これはあれこれに応用可能の感覚だなと思ったフレーズをメモ。 偏読日記@はてな:罵倒芸として普通に面白いんですが http://d.hatena.ne.jp/a-park/20061009/p2 個人的には、自分の気に入った作品を少々貶められただけで顔を真っ赤にして反論するような人たちが書く「感想」にはあんまり価値を見出したくは無いです。 砂上のバラック:大文字として使われるカテゴライズの前に存在するもの http://d.hatena.ne.jp/number29/20061004#1159936803 個人的な感情で言えば、過去を過剰に美化し権威化する年寄りと、手っ取り早くその権威にすがりつこうとする若者の共犯関係ほど醜くかつ後ろ向きで害悪と呼べるものはないとまで思います。 ゲーオタ界隈でいうとマーケットシェア議論などで、この毛色の濃い歳の取り方をしてし

    自戒自戒 - matakimika@hatenadiary.jp
    megyumi
    megyumi 2007/03/28
    >過去を過剰に美化し権威化する年寄りと、手っ取り早くその権威にすがりつこうとする若者の共犯関係
  • ヲタクの謎 - matakimika@hatenadiary.jp

    「ユリイカ 11 月号 :特集 文化系女子カタログ」を読み終わった。おもしろかった。結論からいうと「なぜ文化系女子の中には、ある時期から和装に凝るようになるひとが居るのか?」という疑問に対する直接的な答えは載っていなかったように思う。思うだけで、見落としているだけかもしれない。よくわからん。というかそんな瑣末な疑問に対する答えなどユリイカに載ってあっても、それはそれで当惑しただろう。頭の良いひとたちにそういうことを語ってほしいと思っているわけでもない。 ところで瑣末つながりで、おれが結局よくわかっていないことのひとつが「ヲタク」という言い方だ。あれっていつごろ誰またはどういうひとたちがどういう文脈で言い出したのが最初ってことなのか。なんか随分昔からあるようでもあり、この数年はあまり見かけなくなったような気もしつつ、長い目で見るとけっこう新しげな言い方って気がするなあというような感覚もありつ

    ヲタクの謎 - matakimika@hatenadiary.jp
  • オタ幻想の年輪 - matakimika@hatenadiary.jp

    そもそもは、Google「ハルハ・ラハル」の現在一位が、 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%83%AB&lr= TRPG のキャラ表であるというあたりの話からはじまったのだが、なんか妙な方向に脱線オタ話化したのでメモ。 「三十代以上のオタは、コメットさんとかおジャ魔女どれみみたいな非日常的な設定(この場合は戦争とかではなく、魔法とかそういうの)の中で日常を描写する作品に弱い」みたいな言説があった。 夢幻戦記レダとか思い出しちまいますな。 かつてオタによくあった「半裸に鎧の美少女」て安直なイメージは、我々のちょっと上くらいの世代がやらかしちゃったイタタイマジネーションであって、我々は関係ないよとここは線引きしておきたい。 「半裸に鎧の

    オタ幻想の年輪 - matakimika@hatenadiary.jp
    megyumi
    megyumi 2007/03/25
    >TRPG ファンタジーにおいて「異民俗を理解できてないうちには、異世界を設定するとしても最低限そこの住人たちには(遺憾ながら)パンでなく米を食わせるべきだ」
  • ポジティブな衝動 - matakimika@hatenadiary.jp

    人間の生はポジティブな側面だけで単純に割り切れるわけでもなかろうと思うので(←「先祖伝来連綿とパッチを当て続けて発展してきた我々の精神のコードが、ドキュメントなしで分解できるほど単純なものである確率は限りなく低かろう」から)、強引にそれをやろうとしたって趣味の領分を出ないはずというか、そうすることで生まれる理と情の乖離感を制御できるようなら、そもそも普段抱えがちの個人的な悩みなど悩むに足りないと断じえる境地であるはずなので、無理筋よなと思いつつ、しかし、どうも天に唾吐くのに似た挑戦は、ひとの反骨心を刺激してやまないっぽいよなあというのが、この数年抱えている問題。たとえば下の二件。 オタ方面:過去を忌わしくする暮らし方感じ方 http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20041107#p2 ふつう方面:「人生は自分が主役!主役!主役!」理論の問題点 http://d.

    ポジティブな衝動 - matakimika@hatenadiary.jp
  • 過去を忌わしくする暮らし方感じ方 - matakimika@hatenadiary.jp

    世間でハロウィン云々いってた頃の、mixi 内でのおれの発言を切り出し。 秋葉原でハロウィンネタを振られて、そこで半ばキレ気味に「七鍵守護神!!!」とか叫んだとすれば、周囲の何人のオタの黒史観を逆撫でできるだろうか。 ふと「大学のコンパで OB から座興にドラグスレイブの呪文を詠唱しろといわれ、身悶えしながらしかしぜんぶ暗誦する先輩に微妙な視線を送る新入生」という図が浮かんだ。 このあたりの話は、 http://artifact-jp.com/mt/archives/200311/bungakufreemk.html 「スレイヤーズが好きだった 10 代の僕を、どうやって肯定すればいいんですか!」 とかそういった話題に絡むか。 「お菓子かいたずらか」程度で動じるオタは居ないだろうが、「お菓子か想い出か(←かつて無邪気なオタだった頃の自分を直視させられる)」だったら、お菓子くらいよろこんでい

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  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    ハリイカの焼売と中華炒め ハリイカをよく、見かけるようになりましたよ。生け簀で、泳いでいたものを一杯購入しました 立派な大きな墨袋や肝は冷凍保存して 柔らかな身は季節のお豆、お野菜と合わせて中華の炒めものに。新鮮なにんにくの茎は刻み、香り高く欲そそられますね 下足はミンチにし…

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  • 戦士症候群/ 前世の仲間探し/ 同人用語の基礎知識

    オカルト雑誌のペンフレンド募集欄に掲載された不思議な手紙 「前世の仲間探し」 とは、「私は転生した戦士、かつての仲間を探しています」 …といった、自分の前世を探り、その当時いたであろう仲間を募る事、およびそれを雑誌で呼びかける為の手紙・投稿 の事です。 1980年代、オカルト雑誌、「TZ」(Twilight Zone トワイライトゾーン ワールドフォトプレス社) の文通欄 (ペンフレンドを募る投稿欄) で、読者 に対しそうした内容の 投稿 をしないよう呼びかけた時にこう呼ばれ、定着しました。 「戦士症候群」 などとも呼ばれます。 「前世の仲間探し」 を投稿しないよう呼びかけられるくらいですから、編集部にはそうした手紙や投稿が殺到していた訳ですが、それがどのような内容のものであったのかは、当時を知らない人にとってはかなり謎かも知れません。 そのまま引用するのは差し控えるとして、だいたいこんな

  • 中二病を見下すな - 暗黒エネルギー - 魔王14歳の幸福な電波

    痛いニュース(ノ∀`):不登校の女子中生、ファンタジー小説を“自費出版” 魔法世界にさらわれた主人公の恋と冒険のストーリー 久々にストレートに腹が立ったので感情的に書き殴ります。(1/16追記:文芸社の共同出版の形態がマズいという話についてはid:kanoseさんのとこのこの記事をどうぞ) エターナルフォースブリザードが面白いのは、最後に脈絡もなくくっ付く「相手は死ぬ」などの変な言い回しのためです。「光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女性騎士」も同じ系列でしょう。邪気眼やラ・ヨダソウ・スティアーナは、フィクションの格好良さに憧れるあまり表面だけその真似をしてしまうというところにおかしさがあります。 これらの設定はよく面白おかしく語られますが、実のところそんな珍しいものでも幼稚なものでもありません。何でもいいから思いついた作品の要素をちょっと箇条書きにしてみれば、そのことが分かるでしょ

    中二病を見下すな - 暗黒エネルギー - 魔王14歳の幸福な電波
  • アンシブル通信 - 大森望☆サクセスの秘密

    megyumi
    megyumi 2007/03/19
    >ちょっと前に某有名ラノベサイトをやってる大学生に会ったら、すべての歴史が上遠野浩平から始まっていて、その前のあかほりさとるも読んでない、読む気もない、『エヴァ』ですら歴史的にどうこうと言われても微妙
  • 【雑記】・「『教養』を自分のもの」にするという行為 - ふぬけ共和国blog

    このエントリ、「あえてリンクしない」って書いたのにどこのテキストについて書いたのか見破られて、2、3、リンクされてしまった(笑)。 まあそれはそれでいいし、知り合いなどを覗いて上記の自分の書いたテキストに対する感想などは読んでない。 今度は、「リンクしなかった先(SF者がラノベに勝手なこと言うな、って言っていた人)」を勝手にフォローしてみようと思う。 どうも、「教養」というのは「これはおれのものだ、おれたちのものだ」という意識がないと育たないらしいんだよね。 「教養」というのは、なぜそれを覚えなければ、体得しなければいけないのかに質的な意味なんてない。アフリカのどっかの部族で「どこそこの大岩を持ち上げないと大人と認められない」とか言われても、それはそう決まっているんだから仕方がない。 メインカルチャー(「大岩を持ち上げる」っていう場合でも、メインカルチャーって言ってもいいんだろうなァ)で

    【雑記】・「『教養』を自分のもの」にするという行為 - ふぬけ共和国blog
  • ……やはり、もう高齢オタク嗜好なのか? - kj日記 二束三文版

    うん、このカテゴリ分けは我ながら素晴らしい。 最近、砂沙美とか、ときメモOLとか観ていると、かなり素直に楽しめている自分がいる。 いや、作りが面白いんだよなあ。砂沙美なんか、まるで週刊マンガのようなどんでん返しが、頻繁に撒き散らされてたりするし。物語中でキャラに何をさせるかが、結構マトモに機能してるなあ、と。 しかし以前は、この手のをもう少し蔑んでいた様な。という訳で、普通に歳相応にオタクとしての劣化が進んでいるのかなあと、ふと悩ましく思えてきた。 ただ、ほんの少し前と最近とで、深夜アニメの内容がかなり変わったという気がしないでもない。俺が来好きだったオサレ系とかギャグアニメとか、如何にもサブカル人種が好むか徹底的に貶すかするような種類のアニメが、結局そんなに視聴者や売り上げ確保出来なくなって、深夜放送以前のようにOVAとして展開される場合が多くなってきたような気がする。そして相変わらず

    ……やはり、もう高齢オタク嗜好なのか? - kj日記 二束三文版
  • 90年代ラノベの歴史(スタブ) - See you later , alligator . 月島日記

    あと、五年くらいしたら、「懐かしい90年代」のマンガとか出てくるのかな。やだな。 個人の体験談なので偏ってます。もともとは、よそのサイトで「いつ、ファンタジーから学園ものにラノベの主流が移ったのか」というコメントを書いたのがきっかけなので、その観点が強いです。 ちなみに、おいらのスペックは1991年に中学校に入学し、2001年に大学を出て就職した世代です。小学校のころから火浦功や新井素子を読み、中高生時代は年に100冊ぐらいラノベを読んでました。 90年代ラノベ概略 前史 まず、80年代の末時点で『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』まで、富野由悠季によってスニーカー文庫で出てました。 88年にゲーム『ドラクエ3』がでて、ゲームブック版のドラクエⅢも89年までにエニックスから出版されていました。この86年から90年のころは、ちょっとしたゲームブックブームで、双葉社のファミコン冒険ゲームブックの

    90年代ラノベの歴史(スタブ) - See you later , alligator . 月島日記
  • 90年代的ファン気質 - 氷川竜介評論集

    題名:90年代的ファン気質 90年代のアニメファン気質をキーワードに総括すると、「オタクが語る」ということにつきる。アニメをただ観て楽しむ、あるいは漫然と供給されるままに関連グッズやソフトを集めるという部分から、それについて「語る」ことで、明らかに一歩踏み出た感触がそこにあった。 「語る」行為が一般化、メジャー化するのを促進した要因は、2つある。ひとつはパソコン通信とインターネットのネットワーク・メディアの発達。もうひとつは、オタクの社会的認知度向上である。 まずネットの発達に関して、パソコン通信を例に述べる。80年代末期からニフティサーブ(現@nifty)のアニメフォーラムが活況を呈した。開設初期は資源不足からフォーラム内にコミックから特撮までメニューが囲いこまれ、ひとつの会議室で複数作品の話を平行して扱うのも当然とされていた。会員数とモデム速度も貧弱であり、それでも充分なコミュニケーシ

    90年代的ファン気質 - 氷川竜介評論集
  • アニオタフォース: Youtubeの隆盛とオタクライブラリの崩壊

    Youtubeの隆盛とオタクライブラリの崩壊  http://aniota.jp/mt/archives/200611/20-0024.php と思ったらyoutubeで見られるのか。。。 便利だけどありがたみがない世の中だなぁ。 というa氏の書き込みを受けて。 今更だが俺はYoutubeのことをあんまり好きではない。というとすっかり自分の事を棚に上げているんだが、便利だとは思うけど好きじゃない。それはオタクとして苦労して収集したあれやこれやがYoutubeではいとも簡単に見つかるからだ。 何アナルの小さい事言ってるんだと思われるかも知れないが、オタクライブラリの崩壊はオタクとしてのアイデンティティの問題である。オタクの価値は如何に人が持っていない物を持っているかにあるという時代の話だ。現在のYoutubeの隆盛はオタクライブラリの崩壊である。 例えば・・・目に付いたレンタルビデオ

  • さて次の企画は - [読書][アニメ][文系文化]和月伸宏論(第二講):正しくありたくて不幸の原因と自分探しをしてた90年代「るろうに剣心」&「エヴァ」解題

    仕事が忙しくってねー。もー四日も家に帰ってねぇよ! なんで俺はこんなにスタジオにこもらなきゃいけないだ、くそ、書いても書いても和月伸宏論は終わらねー。 国会図書館に行って、90年後半のジャンプ黄金時代後期の検証をしないと、集英社に置ける和月伸宏の立場を説得力を持って説明できないんだけど。うーむ、困った。 だから中編ということではなく、第二講にしてみました。ごめんなさい! [読書][アニメ][文系文化]和月伸宏論(前篇):90年代キーワード「不殺」と「新世紀エヴァンゲリオン」「るろうに剣心」の符合 - さて次の企画は と [読書][アニメ][文系文化]和月伸宏論インターミッション:《月刊》少年エースは、来は週刊化して《週刊》少年エースになるはずだった - さて次の企画はの続きー! ◆誰もが「究極の理由」を追い求め、心理学で自分を「漂白」した90年代 90年代というのを振り返ってみると、それ

    さて次の企画は - [読書][アニメ][文系文化]和月伸宏論(第二講):正しくありたくて不幸の原因と自分探しをしてた90年代「るろうに剣心」&「エヴァ」解題
  • 2005-11-09

    なかなか時間がなくて、「中編」書く閑がない。ちょっと分量が増えそうだと言うのもあるんだけど、ちょっとインターミッションを。 その外見において「るろうに剣心」と「新世紀エヴァンゲリオン」はかけ離れているので、到底同じに見えないという反発があるのはもっともだ。 ただ一般の人が知らないであろう、マンガ業界事情をいくつか記しておくと、両者が予想以上に近い位置にいたことが理解しやすくなるだろうと思うので、ちょっとインターミッションとして補足しておく。 僕の場合は、元マンガ業界にいた人から聞いて「へー」と思ったのが、もともとのこの和月伸宏論を考え始めた契機だからだ。この話がなければ、「エヴァ」と「るろうに」……あともう一つ参考として出てくる某マンガ……の比較は思いつかなかったかもしれない。そこで関わってくるので、ちょっとインターミッションとして書いておこう。 その情報の一つが、もともとは月刊少年エース

    2005-11-09
  • さて次の企画は - [読書][アニメ][文系文化]和月伸宏論(前篇):90年代キーワード「不殺」と「新世紀エヴァンゲリオン」「るろうに剣心」の符合

    和月伸宏についてちょっと考えよう 僕が和月伸宏論を書こうと思ったのは、もちろん「武装錬金 9巻」が発行されたからだ。和月伸宏の「武装錬金」は、Wikiの該当項目を見れば分かるが、一種のカルト的な人気を誇ったもののアンケートが悪くて打ちきりになった作品だ。 武装錬金 - Wikipedia そのカルト的な人気は、ネット上でも散見することができる。とりわけ武装錬金を終わらせないために単行をまとめ買いする読者も現れて失笑を買いつつも愛された作品であることが非常によく分かる。 NOT_FOUND 404 以前のmemoで書いたようにあまり漫画論・社会論で触れられていないが、和月伸宏がそのデビュー作である「るろうに剣心」で実体を与えた「不殺」というキーワードは、実は90年代を代表するキーワードなのではないかと、僕は思っている。 ◆90年代キーワード 新世紀エヴァンゲリオン「理解不能な社会」 永遠の

    さて次の企画は - [読書][アニメ][文系文化]和月伸宏論(前篇):90年代キーワード「不殺」と「新世紀エヴァンゲリオン」「るろうに剣心」の符合
  • 2005-11-05

    90年代気分を決定づけたD.T.ストーリーの幾つかのキーワードをあげていくと例えば、 エヴァンゲリオン「理解不能な社会」 永遠の仔「トラウマ、心理学」 SF全般「環境エコロジー」 というのもあるけれど、もう一つ大きなキーワードとして、 るろうに剣心「不殺」 というキーワードもある。あまり注目されていないけれども、これは結構重要。 特に後半の二つは、ポリティカルコレクトネスな信条となって、少年向けジュヴナイル&ジャンプ漫画に対する巨大な枷(かせ)となるのだけれども、その辺りをまた後で色々書いてみる。 和月もまた庵野秀明と同じで開けちゃいけない筺を、そうと知らずに開けちゃったタイプ。もう戻れない……。 ただ和月伸宏という漫画家は非常に面白くて、田中芳樹や庵野秀明なんかが放棄しかかっている、「少年向けジュヴナイルの復権」というのに果敢に挑戦しまくっている。……まぁその結果、敗北しまくってもいるの

    2005-11-05