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ブックマーク / mubou.seesaa.net (32)

  • 「今日、幼稚園で何があった?」という質問が息子に嫌がられていた理由: 不倒城

    長男(幼稚園年中)と話していた際、ふと気付いたこと。よく考えてみればごく当然のことだったのだが、今まではっきりと認識出来ていなかったので、ちょっと書きとめておきたくなった。 子供たちや奥様と一緒に、風呂に入った時の話である。 我が家の風呂は、比較的早風呂である。とはいえ、風呂に入りながらも色々と話す。 息子さんとばしゃばしゃお湯をいじりながら、私はなんとはなしに、「今日、幼稚園で何があったー?」と聞いた。この時、彼は「もう、そんなにいろいろ聞かないでよー」という嫌がり方をしたのである。 ん、色々? 私が聞いたのは、「幼稚園でどんなことが起きたか」という一点だけであり、別に「色々な質問」をした訳ではない。そして、この質問をする前にしていた話は、お風呂で遊ぶおもちゃについての話であり、特段何か質問をした訳でもない。 実は、この質問に対して息子さんが難色を示すのは、初めてのことではない。いつもは

  • 「彼女欲しい」という欲求はプロジェクトとして考えると破綻している: 不倒城

    「嫁欲しい」「彼女欲しい」というのは、具体的な成果物設定がないままゴールだけを規定しているという、プロジェクトマネジメントとしては失敗プロジェクトのモデルケースみたいな欲求なので、「○○さんを彼女にしたい」みたいな対象物を伴った適切なゴールラインの設定をした方がいいと思います。 ということで、タイトルと最初の三行で言いたいことは全部言ったので、以下は補足。文中「彼女」というのは全て「彼氏」にも読み替え可能だとは思いますが、正直、あまり真面目に受け取ることはお勧めしません。 一般的に言って、プロジェクト構築の際には、最低限以下のような項目を設定しておくことが必要になると思います。 1.プロジェクトの目的設定 2.プロジェクト達成の為のアウトライン設定 3.ステージごとの成果物設定 4.ステージごとの課題・リスク想定 5.ステージごとのスケジュール設定 6.予算想定 7.リソース・体制設定 細

  • NHK教育の「おさるのジョージ」と「ひつじのショーン」の対称性が物凄い件。: 不倒城

    おさるのジョージについての話題を拝見しました。おさるのジョージは、土曜朝8:35からNHK教育で放映されている、おさるが主人公のアニメです。 やまもといちろうBLOG:『おさるのジョージ』の黄色い帽子のおじさんの心の広さは異常 NHK:おさるのジョージ おさるのジョージ、面白いですよね。うちの息子も、土曜午前に用事がない時は欠かさず見てます。まあ、その後大体9時半からのぶらり途中下車の旅まで観たがるんで、どっかを犠牲にして朝ごはんべさせるんですけど。 ところで、おさるのジョージの直後の9:00から、もう一つ、クレイアニメ風の番組が放映されています。「ひつじのショーン」です。息子はそこまでテレビ好きではないのですが、こちらも好きでよく観ています。 ひつじのショーン このひつじのショーンも、おさるのジョージと同様、「動物とその飼い主である大人が主軸のコメディ」なんですけど、この対称性が物凄い

  • アーティストに対する「一発屋」という揶揄は何故発生するのか。: 不倒城

    このエントリーを読んだ。 三木道三が一発屋としてからかわれている件 無知を晒すことは重要だと思うので堂々と晒してしまうが、私は三木道三というアーティストを知らない。ただ、私が知らないミュージシャンはそれこそ多士済済だと思うので、これは驚くには当たらない。単純に私が無知なだけである。 ただ、この記事で提起されている問題点についてはなるほどなと思ったし、面白いとも思ったので、ちょっとそれについての感想を書いてみたい。 関西クラブミュージックシーンで三木道三ほど音楽に貢献した人を誰一人悪く言わないのに対して、カウントダウンチャートを上からとりあえず聞いてる「自称」音楽通に限って一発屋の三木道三をバカにする両極端な土壌が出来てしまった。 ここから僕は「そもそも一発屋とは何か」というのがわからなくなってしまった。 そもそも、なぜ、みんなは一回でも「音楽的表現の流通」に成功した人を笑うの? なにを笑っ

  • いつも思うんだけど、こういうのを「女性」とか「既婚女性」とか「男性」とか、無理やりなラベルで括って性差対立煽るのやめましょうよ: 不倒城

    タイトルである程度完結しているのですが。 「趣味が心の支えになってる人がいる」ということを理解できない人 そういえば、友人が受験疲れでになった時もアニメグッズを母親に全部捨てられたときだったなあ。そういうそういう趣味が精神的な支えになってる、ってことを理解できない共感能力の低い人はそこそこいるよね。なぜか女性が多いけど。ちなみに、先ほどの母親、お子さんがブランドバッグを全部捨てて回ったらどうしますか?というと「殴るだけじゃすまない」と言っていたのだが、その、こう、自分がやっている「趣味の品を捨てる」という行為がその「ブランドバッグを捨てて回る行為と同じ」って理解してないのがまたなんとも。だからさー、そんなの人によりますって。「一般的に、こういう人は女性/既婚女性に多い」なんてこと、統計の話なしじゃ言えないでしょうに。 確かにそういう、「趣味が心の支えになっていることを理解出来ない→そうい

  • Android版FFのレビューは、馬鹿にするどころか大いに参考にするべきものなのではないか: 不倒城

    こんな記事を読んだのだが。 【今週の人柱】800円!初代FFのAndroid移植版が不親切過ぎて、ある意味ゲームの進歩を感じた件 はてなブックマーク: 【今週の人柱】800円!初代FFのAndroid移植版が不親... 思うに、この記事を読んだ「昔からのゲーム好き」は、余りに簡単に優越感を煽られ過ぎだと思う。 「チュートリアルがなけりゃゲームも遊べねーのかよ」と嘲笑するのは簡単だし、ゲームレビューとして考えるとお粗末なのも確かだし、これはもしかすると炎上マーケティングなのかも知れないが、それでも「ただ嘲笑する」よりは建設的な読み方、というものがあるのではないか。 この記事が純粋な「架空のプレイヤー」のネタ記事である、という可能性を考えず、敢えて額面通りに読んでみる。 チュートリアルが無い!操作がわからない! 左下にうっすらと浮かび上がっているマークが十字キー替わりなのですが、初見では意味が

  • 昔、小学生に割り算の筆算教えてた時の教え方晒す: 不倒城

    その内うちの子用に必要になりそうなので、備忘録的に。 昔というのは十数年前。一応このやり方で、大体の子は三桁÷二桁の割り算の筆算ができるところまでもってこれてた。教職免許もちではないので、実際の教壇でどう教えるのかは知らない。 対象者は、「割り算の筆算が分からない」という子。対象年齢は小学校高学年、場合によっては中学校低学年。三桁÷二桁なのは、二桁×二桁の掛け算が出来るかどうかもついでに確認出来るから、というのが理由。 仮に、205÷17という割り算の問題を想定する。途中の掛け算がシンプルなのと、余りが1出るので教えやすい、というのが理由。当時も大体この式を使っていた。 前提その一。教え方をステップ化して、どこでつまづくかを確認する。全部一度に理解出来る子は、少なくとも私が教えた中では滅多にいなかった。また、小4くらいで算数が苦手な子は、かなり初歩でつまづいたままなんとなく放置している場合

  • 「こんなこと勉強して何の役に立つの?」と聞かれた時、言葉を尽くせない大人が知性を殺す: 不倒城

    ちょっと前、「子どもに「こんなこと勉強して何の役に立つの?」と言われた時、「こんなことも出来ないお前は何の役に立つの?」と返すのが最強」とかいうコピペをみて、心底アホかと思った。まさか親や教育者が気にはしないと思うが、こういう一言は容易に知性を殺す。 「お前は何の役に立つの?」という言葉には、勿論「お前も今は役に立たないけれど、将来は役に立つだろう?それと同じだ」という含意があると思われる。子どもはこの含意を理解しない。「お前は役に立たない」と受け取る。これは、言ってはいけない言葉だ。こういう言葉が、子どもから学習自体を奪う。 子どもはどんな時に「こんなこと勉強して何の役に立つの?」というかというと、要はその分野が面白くない時、意味が分からない時、とにかくその勉強をしたくない時に言うのであって、つまり「どんな役に立つのか」→「役に立たないでしょ?」というのは勉強しないことの理由づけないし

  • 我々はムスカさんを再評価するべきなのではないか。: 不倒城

    このツイートを見て感銘を受けた。でもね、ムスカは頑張ったんだよ。自らの出自に気づき、必死にラピュタ語を勉強して、軍隊で出世してあの若さで大佐になって、頑張ったんだよ。それが、パズー1人に全部パア! 確かにそうだ。 思うに我々には、ムスカさんに対するリスペクトとか思いやりといったものが足りないのではないだろうか。 Webでは、ムスカさんをネタにすることこそあれ、軍人として、マネージャーとしてのムスカさんをきちんと評価しましょう、という動きは残念ながら主流とはいえない。 しかし、ムスカさんが「やられっぷりがいいだけの単なる悪役」ではないことは、ラピュタ編を見ていれば明らかではないか。彼はただの目が目が星人ではないのだ。彼なりにいろいろな努力をして、いろいろな能力を身に着けて、劇中あのような活躍が出来るに至ったのだ。我々はムスカさんのヤバさをもっと知るべきだと思います。 そこで、エントリーで

  • 子育てにまつわる父親の感覚について思ったこと: 不倒城

    子育てをしている。 子育ては、母親と父親どちらが主役というものではなく、多分「どちらも主役」としてやるべきものだと思う。勿論奥様にしか出来ないこともあるが、私にしか出来ないこともある。だから私は、「子育てを手伝っている」とは思っていない。 私も、父親として、子育てをしている。そのつもりでいる。 奥様程の時間は息子さんと一緒にいることが出来ないけれど、家庭にいられる時間の限りは、全力で息子さんと関わっているつもりである。それで、少なくとも今までは、息子さんともいい関係が築けてきている、と思う。叱るし、褒めるし、笑い合う。息子さんは私と遊びたがってくれるし、遊べる時は日がな一日遊ぶ。 ところで先日、出産前のご夫婦が集まる会合に行ってきた。 ちょっと思ったのが、自己紹介の際、「育児の手伝いを頑張るつもりです」という言葉を使う旦那さんが非常に多かったことだ。10組くらいご夫婦がいたが、心構えについ

  • ラピュタには何故自爆コマンドが用意されているのか: 不倒城

    バルスのことなんですけど。 大多数のネットユーザー諸兄はご存知かと思うが、バルスは天空の城ラピュタにおける「滅びの言葉」である。劇中ラストシーンにおいて、家伝の飛行石を手にしたシータとパズーが「バルス!」と叫ぶと、なんか飛行石がやたら光ってムスカさんが目が目が星人になったりラピュタがぶっ壊れたり、色々とエラいことになる。 「バルス=滅びの言葉」という図式の定着度・認知度はWeb上では恐ろしい程であり、ラピュタ放映時には実況板が「バルス!」の書き込みとAAで埋め尽くされるという。 まず考えなくてはいけないのは、このバルスという命令は一体何の為に用意されたAPIなのかということである。 ラピュタは人工物なので、当然設計者や開発者がいた筈である。そして彼らは、管理権限キーっぽい小さな飛行石に、複数のコマンドを用意している。「困った時のおまじない」であるとか、「滅びの言葉」がそれである。飛行石を身

    memoclip
    memoclip 2011/06/17
    類似)なぜスカウターの例外処理は爆発なのか:http://b.hatena.ne.jp/entry/shibats.tumblr.com/post/5537666868
  • 文章力は、知性を測る指標になるのだろうか。: 不倒城

    下記リンクをざらっと読んでちょっと思ったこと。 ・文章力って、手っ取り早く知性を測れる良い指標だと思う 「文章力」という言葉は非常に曖昧というか、独り歩き著しい言葉であり。上のリンクを読んでも分かるが、「語彙が豊富なこと」を文章力と考えている人もいれば、「伝えることが上手いこと」を文章力と考えている人もいる。 実際には、「文章を書く能力」というのは、 ・語彙の豊富さ ・論理的な文章を構築する能力 ・論点を整理する能力 ・主張したいことを文章上で強調する能力 ・文法的に正確な文章を表記する能力 ・様々な表現を用いて文章を装飾する能力(語彙の豊富さとはちょっと異なる) などなどなど、様々な能力が複合して出来ているわけであり、しかも時には相互に矛盾することすらあるので、一概に「文章力」という一言でまとめるのはちょっと無理がある。その為、「文章力」で知性を測ることは、多分出来ない。 あと、「それは

  • 今だからこそ、「実名/匿名」問題を個人的に総括してみる。: 不倒城

    早い話、「実名/匿名」という基準と、「責任/無責任」という軸を結びつけて語る時代はとっくの昔に終わった、という話に落ち着くんじゃないかと思う。 先日Twitter周辺で、「匿名批判」を声高に論じている人を久々に見かけた。その際、この人は何をいっておるんじゃろうな、みたいな違和感を感じたので、ちょっと自分の中でその違和感をまとめてみたくなった。今更なあ、と自分でも思わないでもないが、整理の為ということでご容赦願いたい。 以下はおはなしの要点。 ・匿名批判の中核は、実名を出すかどうか、ということよりも「発言にリスクをとっているかとっていないか」「発言に責任をとっているかいないか」という部分にあると思う。 ・しかし、実名であること、匿名であることがどの程度のリスクになるか、というものは人それぞれであって、責任ある発言・無責任な発言を保証するものではない。ありふれた名前の人、珍しい名前の人、実生活

    memoclip
    memoclip 2010/12/31
    信頼度を何をもってみるか。
  • 結婚に不満がない男が、「結婚して変わったこと」をミもフタもなく書き連ねてみる。: 不倒城

    最近、どうも「結婚のデメリット」ばかりをあげつらう記事を見る機会が増えた、ような気がする。 そもそも結婚なんてメリットデメリットでするものじゃないだろうとは思うけれど、確かに結婚をすることで得られるもの、結婚をすることで得にくくなるものがあるのは確かだろう。しかし、どうもWeb界隈では「不満・不幸・不平」の方が注目を集めやすい様で、いまひとつ評価が偏っている様な気がする。結婚で得られるいいこともたくさんあると思うのに、それが目に触れなくなってしまうのはとても勿体無いと思う。こういうスレとか見ていると特に。 その為、「結婚に何の不満も持っていない男性」という立ち位置で、「結婚をして何が変わったか」「何は変わってないのか」というのを個人的に書くエントリーというのもあっていいのではないか、と思った。 まあ、私の結婚自体5年以上前の話なので、あやふやになっている部分もあるかも知れないが。ただしこれ

  • 世の中にはボスを倒されると丸ごと崩壊する基地やダンジョンが多すぐる: 不倒城

    リスク統制がなってないと思うので悪の組織その他の皆さんには早急な見直しを求めたいと思います。提言です。 以下言いたいこと適当に箇条書き。 ・拠点の破壊が意図的(拠点設営時に「自爆」が機能として考慮されているような場合)なものである場合。そもそもヤバくなったら破壊しなければならないような拠点を作ることに問題がある。 ・占領されて再利用されるとヤヴァいような施設なら、最初っから明確な行動目標になるようなところに設置してはいけない。大営と同居させるなど無用心としかいいようがない。 ・相手の手に渡ると困るような文書や資材は緊急時には焼却・破壊の準備をしておかなくてはいけない。拠点ごと破壊とか不確実極まる。 ・実際RPGとかのシリーズものだと前作ラストで埋もれたと思われていた武器が発掘されまくりですよ。迷惑だと思わないんですか!(竜王さん談) ・そもそもラスボスが倒されるくらいで拠点を破壊しなくて

  • 「ヒャッハー!」という奇声の言語学的特性について。: 不倒城

    目次・記事一覧(1) レトロゲーム(185) 日記(770) 雑文(511) 書籍・漫画関連(55) 子育て・子どもたち観察(115) ゲームブック(12) フォルクローレ・ケーナ・演奏関連(86) FF14(40) レトロでもないゲーム(335) 始めたばっか(13) アナログゲームいろいろ(37) 人狼(48) ネットの話やブログ論(61) 三国志大戦(20) 無謀的世評(52) ゴーストライター(16) 大航海時代ONLINE(40) FF3(6) Civ4(18)

  • 学歴・大学の話があちこちスッ飛んでいる気がした件について。: 不倒城

    学歴がどうとかいう話をなんとなく追っかけてみたら、なんか色んな話が入り混じっている様な気がしたので、ふと整理したい欲求に駆られた。 長いので一応折りたたむ。 没落エリートの出現―ビジネス社会から疎外される高学歴就職難民たち 学校ってバカを治療してくれんのか 学校はバカを治せるほど優秀なシステムじゃない なんとゆーか、皆様、それぞれちょっとずつ別の論点について語っている様に見えるのだな。 ちょっと切り分けてみよう。 ・学歴というツールをどう利用するか ・高学歴は優秀さを保証するか、学歴と能力の関係 ・学校で何を学ぶか、何を得るか これらはそれぞれ全くの無関係ではないにせよ、埼玉と千葉と栃木くらいには離れた問題なので、横着しないで別々に考えた方がいいんじゃないかなあ、と思ったよ。 外野から、思ったことだけを書き連ねてみる。 ・没落エリートがどうとかこうとかについて。 没落エリートとは高学歴であ

  • 「必死に書く人」は、記事の通風孔を塞ぎ過ぎてしまう: 不倒城

    のではないか、とちょっと思った。 twitter茂木センセーがおかしくなっちゃったのは、必死で書いたがぜんぜん売れないのに、テキトーに書いたやテキトーな対談が馬鹿売れしてしまったからだと思う。「バカ売れ」までいくとどうなのか分からないが。 必死に書いたが全く売れないのに、テキトーに書いたが何故かそこそこ売れてしまう、という事象は、実は全然珍しいことではない。よくある。 また、ブログに置き換えてみると、必死に書いた記事が全く顧みられないのに、テキトーに書いた記事にブクマがつきまくる、というのも、おそらくそれ程珍しいことではない。 多分、理由は単純だ。これは、「必死に書く」が「穴を塞ぐ」と結びついた時に発生する現象だと思う。 よく言われることだが、いいスピーチの要件の一つに「内容を深める質問が出ること」というものがある。「あれ、ここはどうなんだろう」という、ポジティブな形での疑問を聴

    memoclip
    memoclip 2009/08/01
    読んだ人の心の動きや感情を引き出す作品と、付け入る隙のない完璧に作りこまれた人を打ちのめす作品と。マンガとかの初心者主人公が立ち回るのはそういう役目か。狂言回し。
  • 余りに典型的な「がんばり過ぎて潰れちゃった人」を眼前で見た。: 不倒城

    隣の部署だけど。 どうすれば良かったんだろうなあ。というか、私にはどうにか出来たんだろうか。 元気の良い挨拶をする人だった。歓迎会の飲み会の席ではあちこちに酒を注いで回っていた。年は、正直よく知らないが、多分私と同じかちょい下くらいか。20代だと思う。 隣の部署の部長さんに、「役員から振られた仕事、期間に対して決してNOといわない」「それをそのまんま部下にブン投げする」という傾向があるのは前から分かっていた。余計なことだろうなあと思いつつ、割と面と向かってその辺を指摘したこともあったが、返ってくるのは苦笑だけだった。自覚がない訳がないし、その人にはその人の事情があるのかも知れない。だからいいって話でもないが。 ある程度その辺の事情を把握している隣の部署の部下の人々は、適度に「無理です」を返して自分の裁量内で仕事をバランシングしていた。残業時間が社内トップな部署であることに変わりはなかったが

  • 「あなたはターゲットじゃないですよ」と言われる時。: 不倒城

    メモ的に。 Webが日常的なものになって以降、「マスマーケティング(一般的な、広い範囲のユーザー層を狙った商法)は次第に難しくなっており、ニッチを確実に狙ったマーケティングやCRMの活用が重要になりつつある」、という議論は割と一般的なものになっている様な気がする。「マスマーケティング web」でぐぐるだけで、この手の議論はごろごろ出てくる。こことかこことか。 上の議論が正しいのかどうかは、ひとまずおく。ただ、上の議論が正しいものと考えて販売戦略を練っている人、というのは、おそらく割とたくさんいるんじゃないかなあ、と思う。 乱暴に概括してしまうが、「皆に浅く受けるものより、一部の人を確実に捉える」もの作り、売り方にシフトしようという動きは、今では珍しいものではない筈だ。 さて。上記の動きはまあ妥当なものだとは思うのだが、これをユーザー視点で捉えた議論は意外と見ない。上の動きって、ユーザーから

    memoclip
    memoclip 2009/07/14
    「皆」に向けて商品を作ってないんじゃ、そりゃ日本中を巻き込んだ大ブームなんて起こるはずもなく。縮小スパイラル。