米GoogleのWebブラウザの最新版「Google Chrome 2.0」には、新機能が幾つか追加され、動作速度の向上が図られている。では、セキュリティについてはどうなのだろう? Webセキュリティの脅威の高まりを受けて、ブラウザベンダー各社は後れを取るまいと懸命に対策に取り組んでいる。実際、MicrosoftのInternet Explorer 8(IE8)にも、多数のセキュリティ機能が追加されている。GoogleもChrome 2.0に幾つか新しいセキュリティ機能を追加した。例えば、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)やクリックジャック攻撃に対する対策などだ。CSRFとは、Webアプリケーションにログイン済みのユーザーに不要なアクションの実行を強要するという攻撃手法。CSRF攻撃への対策として、Chrome 2.0では、サーバがステートを変更する可能性のあるPOSTリクエス
2009/03/30 「昔はWebブラウザの新バージョンのリリースには1年とか1年半かかっていました。しかし、われわれはWebブラウザの世界にも、Webアプリケーションと同じ速度で革新をもたらしたいのです」。こう語るのは、グーグルでシニアプロダクトマネージャーを務める及川卓也氏だ。及川氏は日本のグーグルでGoogle Chrome開発に携わる1人だ。 東京・渋谷のグーグルの日本オフィスで、Google Chromeに関する最新事情と技術的な取り組みについて話を聞いた。ここでは、Google ChromeがベースにしているオープンソースのWebブラウザ開発プロジェクト「Chromium」のWebサイトにある開発者向け情報と合わせてGoogle Chromeの現状と、高速化への取り組みに迫ってみたい。 矢継ぎ早のバージョンアップで機能強化と高速化 及川氏の指摘通り、グーグルはGoogle Ch
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