パソコンと比べ、ケータイにおけるネットマーケティング環境の整備は遅れている。パソコンでは普通に実現できることがケータイではできないことはざらにある。 アクセス解析もその一つ。パソコンではCookie(クッキー)というブラウザーが搭載する標準機能を使って個体を識別し、アクセスしてきたユーザーの行動を解析できるが、ケータイにはそもそも個体識別のための標準的な仕様は存在しない。携帯電話事業者によっても対応がさまざまだった。こうしたなか、NTTドコモが2008年3月31日に提供を開始した個体識別ID「iモードID」は、ケータイマーケティングを一気に普及させる可能性を秘めている。 NTTドコモはこれまで、UID(UserID)、UTN(携帯電話製造番号)という二つの識別IDをケータイサイト運営企業に提供してきた。UIDは公式サイトに加盟しているケータイサイトでのみ利用できる12文字の英数字からなるI
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