本日、映画『宮本から君へ』への日本芸術文化振興会の助成金不交付決定処分について、最高裁判所が違法であり取り消すという判決を下しました。この判決は、よく話題になる「出演者が不祥事を起こしたとしても作品に罪はないのではないか」という問題に大きな示唆を与えるものでした。 今回は実際の最高裁判決文を、出来る限り一般の方々にも分かりやすく解説させていただきます。 どんな事件? 『ザ・ワールド・イズ・マイン』や『キーチ!!』でおなじみの漫画家・新井英樹さんが描かれた『宮本から君へ』という漫画があります(モーニング掲載)。 金ナシ!コネなし!勝ち目なし!…でも情熱だけは半端ない。熱血営業マン・宮本浩が“絶対に勝たなきゃいけないケンカ”に挑む!宮本の暑苦しくも切ない生き様を描いた“極限の人間讃歌エンターテイメント”。そして、極限の人間讃歌は、極限の愛の物語へ昇華する