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2013年6月11日のブックマーク (2件)

  • 私たちは無意識のうちに操られている? 情報社会における「アーキテクチャ型権力」とは

    前回はアノニマスの活動と、サイバー空間における国際法制定が如何に困難であるかを論じた(http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2802を参照)。前回の連載で重要な点は、サイバー空間の諸技術が、人をアノニマスの活動に駆り立てるということであった。技術や制度があればこそ、人はそれまで自分が思ってもみなかった活動が実行可能であることに気づく。このことは逆にいえば、我々は自分が思うほどには自らの主体性や意志に敏感ではない、ということだ。 そこで今回は、サイバー空間において人をある意志や選択へ導く技術を、権力の問題を通して考察する。 実行までにコストがかかる“古典的”な権力 部下に命令して書類を作成させる。生徒に命令して宿題を課す。これら日常的な出来事として権力が上司から部下、先生から生徒へ行使されていることがわかる。アメリカ政治学者ロバート・A・ダール(1915~)

    私たちは無意識のうちに操られている? 情報社会における「アーキテクチャ型権力」とは
  • 【塚越健司氏インタビュー】ネットにおける新しい社会運動を考える──アノニマスは仮面を被った2ちゃんねらーなのか?

    塚越健司(以下:塚越氏)■ハクティビズム(hacktivism)というのは「ハック(hack)」と「アクティビズム(activism)」を掛け合わせた造語で、1995年頃から使われはじめたといわれています。ハックとは、解釈が難しい言葉なんですけど、情報技術を操って物事を改善する、合理的あるいは創造的なプログラミング行為のことを指しているといえます。 一方のアクティビズムとは、「積極行動主義」ないし「政治的行動主義」と呼ばれる考え方で、ある目的を達成するための政治活動や社会運動を意味します。つまりハクティビズムとは、情報技術を用いて社会運動を行うことです。 ──そのハクティビズムには現在、大きく分けて2つの潮流がある、と著書の中でおっしゃっていますね。 塚越氏■はい、1つは、何らかの新しいツールを開発し、法律や政策を無効化することによって間接的に社会の変革を促すタイプで、僕は「正統派ハクティ

    【塚越健司氏インタビュー】ネットにおける新しい社会運動を考える──アノニマスは仮面を被った2ちゃんねらーなのか?