たぶん人には「植物育てたい欲」みたいなものが備わっている。だから気候変動や天変地異で地球が人類の住めない場所になっても、きっと大丈夫だ。移住先の星や、宇宙船の中ですら植物を育てようとするだろう。 だからあらゆるホームセンターの入り口はガーデニング用品で固められているし、ガーデニングしようにもガーデンがない下町の路地にだって、植木やプランターが一面に並んでいるのだ。昔から。 そして私は、いまさらながら「横着じいさん」こと伊藤龍三さんの本を読んだ。野菜が収穫できる実利に、百均で材料がまかなえる適度なDIY性が加わり、誰にでも手軽に始められる趣味として、水耕栽培は広がりを見せているのだ。 水耕栽培はブログ発の情報が豊かだ。お調子者の巣窟みたいな短文投稿サイトばかり見ていてはバカになるぞ(すみません、お調子者です)。