2020年東京五輪のチケット販売サイトは9日午前のスタート直後からアクセスが集中し、つながりづらい状況になった。しかし、システム自体に問題は起きていないといい、大会組織委員会の幹部は「現状は想定の範囲内」と話す。 9日正午、東京ミッドタウンの地下広場。申し込み開始の記念イベント冒頭で、司会者のフリーアナウンサー、大橋未歩さんが呼びかけた。 「サイトは混み合っている状況とのことです。余裕を持ってお申し込み頂ければと思います」 受け付けはその2時間前の午前10時、大会組織委員会の特設サイト(https://ticket.tokyo2020.org)で始まった。 組織委は五輪で初めて、サイトの負荷を減らす「待合室」を2カ所設け、アクセスが集中して一定数を超えたら自動的に誘導する仕組みを導入した。 スタート直後には、待合室にすら入れず「サイトが大変混雑しております」との画面が出て、手続きが進まない