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Ｊ１清水、タイのファン獲得へ本腰　ユニホームに現地語 Ｊ１清水エスパルスが、Ｊリーグへの関心が近年高まっているタイのファン獲得に本腰を入れ始めた。クラブの認知度向上を図ろうと、試合を視聴する現地向けの企画を実施。今季加入したタイ代表ＦＷティーラシンの人気も武器に、ファン拡大で新たなビジネス機会の創出を狙う。 ８日の札幌戦で、選手名がタイ語で表記されたユニホームを着用して試合に臨む清水イレブン＝アイスタ日本平 タイではチャナティップ（札幌）やティーラトン（横浜Ｍ）らの活躍に伴い、今年からテレビ地上波とインターネット配信でＪ１を各節計４試合放送。ティーラシンが所属する清水の試合は全て放送されることになった。 ８日にアイスタ日本平で行われた札幌戦は地上波で生中継。清水の選手はタイ語で名前が記されたユニホームを着てプレーした。両ゴール裏の看板にはタイ語で選手紹介を表示。クラブのタイ語版ＳＮＳ（会員

浜松・舘山寺大草山　「大文字」導入　投光実験再び 浜松市西区の舘山寺温泉観光協会などは１６日夜、温泉街の対岸にある大草山に縦横約５０メートルの「大文字」を映し出す実証実験を行い、新たな観光資源の創出に向けて投光の効果や課題を探った。 新たな観光資源の創出に向けて行われた大草山に大文字を映し出す実証実験＝浜松市西区舘山寺町 １２日夜に行った前回実験時と同様、光学機器メーカーのパイフォトニクス（東区）の発光ダイオード（ＬＥＤ）照明「ホロライト」を活用。温泉旅館「時わすれ開華亭」前のベイガーデン周辺に設置し、内浦湾を挟んで対岸の山腹までの照射距離を前回の５００メートルから８００メートルに伸ばした上で、「大」や「山」といった文字の映り具合を確かめた。 観光協会と同社は本格導入に向け、今後も効果的な設置場所などの検証実験を続ける。

沖縄県の玉城デニー知事は１８日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、陸上自衛隊第１５旅団に災害派遣を要請し、受理された。期間は１８日から３１日まで。看護官や後方支援要員を含む約２０人が派遣され、医療機関などで支援に当たる。

小学生らを対象にした生き物観察会が十五日、西の湖畔の水質保全池「よしきりの池」周辺（近江八幡市安土町下豊浦）であった。 池は環境保全を目的に造られた人工池。ヨシや水草が茂り、魚や貝などが生息している。観察会は小中之湖地域環境保全会（西川与平代表）の主催で、近江八幡と東近江の両市教委が後援した。 両市内から児童や幼児、保護者ら七十人が参加。子どもらはタモを手に、池の蛇行水路の浅瀬に入り、琵琶湖お魚探検隊の片岡庄一さん（６２）＝近江八幡市安土町常楽寺＝と田中治男さん（６２）＝同市安土町小中＝から捕まえ方の手ほどきを受けた。

大町市で十五日に県警のパトカーが警報機が鳴っていたＪＲ大糸線の踏切内に進入し立ち往生していたことが分かった。監察課が十七日、取材に明らかにした。電車が通過せず、事故にはならなかったが、同課は「必要な調査をし、厳正に対応する」としている。 同課や大町署によると、パトカーを運転していたのは同署の三十代の男性巡査部長。十五日午後二時すぎ、警報機が鳴っているのにＪＲ信濃大町駅近くの踏切内に進入し、パトカーの上部に遮断機が接触した状態で停止した。ほかに同僚一人が同乗していた。

四日市市の代表的な地場産業である萬古焼の蚊やり豚を飾り付けた作品を集めた「アートな蚊遣（や）り豚展」が、オンラインで開催されている。新型コロナウイルス感染防止のため、初めて特設ウェブサイトでの展示となった。三十一日までで、気に入った作品への投票も受け付けている。 蚊やり豚にマスクを着けたり、疫病退散の御利益があるとされる妖怪「アマビエ」を飾り付けたりした作品や、豚がパソコン画面を見つめているような構図でオンライン会議を表現したものなど、時世を反映した作品が多く集まった。トウモロコシに見立てた「トンもろこし」や「豚（トン）がりこ〜ん」、サンタクロースなどを描いた「クリスマスイブゥ〜」など、作品...

蒲郡市で十六日夜、十四カ所に分散して一斉に花火を打ち上げる「オール蒲郡花火」が催された。新型コロナウイルスの影響で中止になった花火大会に代え、市内のあちこちで光の輪が開く前例のないショーが繰り広げられた。

名古屋市内で若者を中心に新型コロナウイルスが感染拡大していることを受け、市は十七日、アイドルグループ「ＳＫＥ４８」とサッカーＪ１名古屋グランパスの公式マスコット「グランパスくんファミリー」を、予防啓発に当たる「ナゴヤコロナ対策ハートフルメッセンジャー」に任命した。 市によると、七月以降の市内感染者のうち、二十代と三十代は全体の六割近くを占める。若年層におけるＳＫＥ４８とグランパスの認知度の高さを生かし、イベントや会員制交流サイト（ＳＮＳ）を通じて、マスク着用や密集回避を呼び掛けてもらう。

愛知教育大（刈谷市）の留学生たちが、刈谷市の観光スポットや歴史などを紹介する動画の各国語版の作成を進めている。新型コロナウイルスの影響で外出できない留学生の思い出作りとして、大学側が企画した。留学生自身が母国語への翻訳、ナレーションの吹き込みを担当。大学側は、留学生たちが今後、ネットを通じて刈谷の魅力を発信してくれることを期待している。　（小野開栄） 紹介動画は四分ほどの長さで、同市の地理の紹介から始まり、刈谷ハイウェイオアシス、県無形民俗文化財の「万燈（まんど）祭」などの映像が流れる。同市のケーブルテレビ局「キャッチネットワーク」が動画作りに協力。日本語版を制作し同大へ提供した。

常滑市にライブミュージアムがある住宅設備大手「ＬＩＸＩＬ」（東京）は、「光るどろだんご」＝写真＝の作品画像を募り、優秀な出来栄えの作品を決める「オンラインコンテスト」を開く。作品募集は九月四日まで。 光るどろだんごは、球形の粘土を道具で削り、最後に「化粧どろ」で自由に色を付けて仕上げたもの。今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、オンラインコンテストを企画。作品にストーリーを添えて同社特設サイトから投稿してもらうようにした。審査結果の発表は十月上旬。

１９日から第４局が行われる第６１期王位戦７番勝負（東京新聞主催、伊藤園協賛）でタイトル奪取まであと１勝とした藤井聡太棋聖（１８）を独特の観点から注目する人がいる。ライトノベル作家の白鳥士郎さん（３８）＝岐阜県多治見市出身。「１０代の将棋タイトル保持者」が主人公の小説「りゅうおうのおしごと！」（既刊１３巻）の作者。５年前に書き始めた時は「ありえない」と批判されたが、今では「予言書」と紹介されることもある。

日本警察犬協会公認三等訓練士の岩政真理さん（２９）が先月末、岐阜県関市中之保に「中濃警察犬・愛犬訓練所」を開業した。行方不明者の捜索などが期待され「この地域なら県内の広い範囲に出動できる。捜査での活躍はもちろん、各地での訓練実演などを通し、警察犬のイメージを向上させたい」と力を込める。 数年来、中濃地域には県警の嘱託を受ける警察犬訓練所がなく、緊急を要する出動時の機動性に課題があった。これまで「羽島警察犬愛犬大野訓練所」（大野町）に所属していた岩政さんも、大野町からはるばる関市に駆け付けた経験があったことから、この地域での独立、開業を決めた。 訓練所の立地は、出動しやすい交通アクセスの良さと、犬が吠えることもあるので民家が密集していない場所という条件の両立を求めた。その結果、「玄関前に広い庭があって、訓練もできる。前の住人も犬を飼っていたようで、縁を感じた」と、県道５８号関金山線にほど近い

国道などの幹線道路沿いでよく見かけるポイ捨てされたペットボトル。液体が入ったまま捨てられているものもあり、中には、スポーツドリンクのペットボトルにお茶のような色の液体が入っていることも。あの液体の正体は何？　道路の清掃なども行う道路管理者を取材すると、作業員が回収し、一本一本ふたを開けてトイレに流して捨ててくれていた。 ◆「エチケット守って」住民や道路管理者、困り顔 今月上旬、岐阜県加茂郡坂祝町の国道。道ばたにスポーツドリンクのペットボトルが転がっていた。中に赤みがかった茶色い液体が入っている。近くの畑にいた７０代女性は「お茶かな。でも、お茶の容器ではないね」と不思議そう。しばらく考えて「そういえば聞いたことがある。トイレで流せばいいのにね。エチケット。どちらにせよ、ポイ捨ては迷惑」と困り顔だった。 道路事情に詳しいトラック運転手の５０代男性は「尿だと思うよ。どうやってしているのかなって仲

岐阜県瑞浪市は１７日、同市明世町の市民競技場に何者かが自動車で入り込み、乱暴な運転をするなどし、備品が壊されるなどの被害があったと発表した。被害額は３００万円に上るといい、多治見署は器物損壊容疑事件として捜査している。 市によると、１６日午後１時ごろ、車１台が市民競技場の閉鎖された入り口横ののり面に乗り上げながら侵入し、４００メートルトラックをドリフトしながら走行。散歩中の近くの住民が目撃し、市へ連絡し、職員が現場に駆け付けたところ、車は既に姿を消していた。 競技場は土のグラウンド。車で走ったことで、トラックのレーンを分けるテープが５カ所で破損し、ハードル走向けの舗装にタイヤ痕がつくなどの破損があった。わだちも目立つという。市は１７日、同署に被害届を提出した。 市民競技場は１６日正午ごろまで利用があったが、その後はなかった。入り口２カ所はチェーンで仕切り、ポールを置くなどして入れないように

今月１０日に７８歳で亡くなった俳優の渡哲也さんを、清酒「松竹梅」のテレビＣＭに長年起用してきた宝酒造（京都市下京区）は１７日、「優しく誠実な人柄に日本中があこがれ、たくさんの元気をいただきました」などとする追悼コメントを発表した。最後の出演作となった現在のＣＭは放送を続けるという。 「松竹梅」のＣＭは、渡さん所属の芸能事務所「石原プロモーション」の設立者で、兄と慕った石原裕次郎さんが１９７０年から出演。８７年の裕次郎さんの死去を受けて渡さんが引き継ぎ、約３０年にわたり、延べ１１０本に出演した。 現在は、ＣＭ放映半世紀を記念し、渡さんと裕次郎さんが合成技術で共演した「よろこびをお伝えして５０年～幻の共演～」篇をテレビ放送している。 渡さんの訃報を踏まえて同社と石原プロが対応を協議し、当面の放送継続を決めた。今月末まで予約を受け付けている渡さんと裕次郎さんをイメージした記念清酒の限定販売も予定

国民分党に県連苦慮　立民余裕「来る者拒まず」 立憲民主党と国民民主党の合流協議を巡り、国民の玉木雄一郎代表が表明した合流組と残留組への「分党」方針が、静岡県内の両党関係者に波紋を広げている。国民県連の幹部からは「異論があっても合流でまとまると思っていたのに」と落胆する声も。これに対し立民県連は合流に積極的な国民の議員だけが参加することを「歓迎」する。９月上旬とされる合流新党結成に向け、両県連の動きが活発化しそうだ。 立憲民主党との合流協議について意見交換した国民民主党県連の常任幹事会＝１７日午前、静岡市内 １９日に開かれる国民の両院議員総会で分党が決まった場合、国会議員や地方議員は合流新党に参加か、国民に残留か－などの選択を迫られる。国民県連は１７日、榛葉賀津也会長が合流協議の経過を説明するため、静岡市内で常任幹事会を開催。終了後の記者会見で榛葉氏は「県連は仲間意識が強いが、最終的には議員

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小県郡長和町と北佐久郡立科町にまたがる山林で検討されていた風力発電事業について、事業者の日本風力サービス（東京）が計画を取りやめる方針を固めたことが１７日、分かった。同日までに地元自治体などに伝えた。同社の広報担当者は同日の取材に「（計画の）中止を決定した」とする一方、理由については「後日、書面で回答する」とした。 同社は７月下旬、環境影響評価（アセスメント）法に基づく「計画段階環境配慮書」を公表。配慮書によると、事業実施想定区域は約６４３５ヘクタールで、最大高さ１５２・５メートルの大型風力発電機を最大１６基（出力最大５万７６００キロワット）建設する計画だった。県内の風力発電計画では初めて、環境影響評価法に基づく手続きに入っていた。 長和町によると、同社幹部が今月１１日に町役場を訪れ、羽田健一郎町長に計画を取りやめる方針を伝えた。計画について、地元に詳しく説明しなかったことに謝罪の言葉があ

国内総生産（ＧＤＰ）が戦後最悪レベルに落ち込んだ。コロナ禍の打撃が社会全体に及んでいることを裏付けた形だ。「緊急事態」として実施した対策は功を奏しておらず抜本的見直しが急務だ。 今回の統計でより深刻なのは、ＧＤＰの半分以上を占める個人消費が、前期比８・２％減と予想通り大幅に悪化したことだ。経済の流れを支える消費活動が前例にない水準で落ち込んでいるとみていいだろう。 観光関連や外食だけでなく、自動車や電気製品など耐久消費財も含めたほとんどの分野で消費は著しく落ち込んでいる。輸出も低迷している。このため生産から小売りまで、多くの企業の経営が日増しに悪化していることは確実だ。

企画展「健康とくすり」が富山市売薬資料館で開かれている。新型コロナウイルスの感染拡大で揺れるこの時期、心身の健康や薬について考えてもらおうと、江戸時代から昭和までの薬袋やチラシなど所蔵資料五十九点を並べた。 古来、病は疫神や悪鬼からやってくると考えられていて、これを退ける中国の神・鍾馗（しょうき）を配した江戸時代の薬袋や版画を展示。鬼を踏み付けるダルマを描いた昭和の袋も目を引く。 感染症に対処しようとした明治時代の薬の袋二点、効能書き三点が並ぶ。天然痘や腸チフスに効果があるなどとうたっている。一八七九（明治十二）年刊行の出版物「コレラ預防訓（ふせぎかた）」には、同年、新川郡でコレラが発生し、三百人の死者が出たとある。流行時の養生として「第一飲水　第二食物、第三掃除、第四衣服　第五病初の注意」を挙げている。

朝日町埋蔵文化財保存活用施設「まいぶんＫＡＮ」は県内の化石、岩石、鉱物から地球の歴史を探る企画展を開いている。国内最古の鉱物を含んだ石や、立山が８０万年で８キロも隆起した証拠となる石などを展示し、県内の豊富な「地球のかけら」の魅力を伝えている。（松本芳孝） 宇奈月産出「十字石」 立山隆起の証拠も 久保貴志学芸員（４０）によると、黒部市宇奈月地区にあった約二億年前の「宇奈月花こう岩」は三十八億年前にできた〇・一ミリ程度の国内最古の鉱物「ジルコン」を含んでいる。黒部川流域にある世界最新の花こう岩「パンダ石」は八十万年前に地下五キロにあったとされ、北アルプスが急激な隆起でつくられた証拠になるという。 県の鉱物「十字石」は現在の各大陸に分かれる前の超大陸「パンゲア」が約二億五千万年前に形成された時にプレートの衝突でできた。アルミナ（水酸化アルミニウム）が黒い十字線をつくる。肉眼で見える十字石を産出

厚生労働省が十四日に公表した新型コロナウイルス患者に対応する病床数などに関する調査で、コロナの入院患者を受け入れる病床の使用率は、県が全国の都道府県で最も高い７５％だった。ただ、重症者や自宅療養者の数は全国に比べて少なく、県感染症対策室の担当者は「人工呼吸器や宿泊療養施設には余裕があり、全体として医療体制がそこまで逼迫（ひっぱく）しているわけではない」と説明している。　（森田真奈子） 調査は十二日午前〇時時点で集計。県では入院患者を受け入れる病床百五十四床に対して、百十六人が入院しており、病床の使用率は７５％。ほかに高かったのは沖縄県の６８％、福岡県の６３％などだった。十七日午後五時半時点で...

新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、感染抑制の策としてソーシャルディスタンスの確保や密閉、密集、密接の「三密」回避、スーパーやコンビニではレジに並ぶ列の間隔を空けるなど、暮らしのさまざまな場所で対策が見られた。一方、視覚障害者にとって、日常生活を送る上で人や物に触れることは避けられない。県視覚障害者福祉協会の山野勝美副会長（６８）＝彦根市西今町＝に、コロナ禍における生活の苦労などを聞いた。　（稲垣遥謹）

四一・一度−。体温を軽く超えた国内観測史上最高タイの気温を観測した十七日の浜松市中区。前日に続き、二日連続で四〇度以上を記録した。極暑（ごくしょ）に見舞われた市街地や観光地、学校では、焼けつくような強烈な日差しに耐えながら仕事に向かう人や、少しでも涼を求めて工夫する人の姿があった。 午後二時のＪＲ浜松駅前。暑さからか普段よりも人通りは少なく、首に手ぬぐいを巻いて歩くサラリーマンや、手に小型の扇風機を持つ女性たちがいた。アイスクリーム店で妻と休憩していた会社員柏葉勝明さん（２９）＝中区＝は「サウナにいるようで、風もドライヤーを当てられている気分」と疲れたように話した。 十二階建てホテルの窓を拭いていた清掃業坂井尚正さん（４１）＝南区＝は「マラソンを走った後みたいな息苦しさ。屋上は日陰もなく、暑さで疲れやすい」とマスクを着けての作業を語り、熱中症対策は「水分補給と気合」と笑った。

リニア中央新幹線の南アルプストンネル（静岡市葵区）工事を巡り、利水団体の一つで、県中部の四市一町に農業用水を提供する大井川土地改良区（島田市）の内田幸男理事長（８５）は十七日、本紙の取材に応じ、大井川の流量減少への危惧やＪＲ東海の説明不足を指摘した。国土交通省の有識者会議は、中下流域への影響は「軽微」との見解でまとめようとする中、国交省、県、ＪＲ東海の議論の行方をどんな思いで見守っているのか。　（聞き手・大橋貴史）

四日市市安島の市立博物館プラネタリウムで上映中の、花火をテーマにした特別番組「ハナビリウム」が人気を集めている。新型コロナウイルス感染症の影響で全国各地の花火大会が中止となり、室内で“花火”を楽しもうと考える人が増えているようだ。土曜の夜限定だったが、十八日からは毎日、昼間の上映も始める。　（片山さゆみ） 「ハナビリウム」は、花火の学校に通う火薬の子どもを主人公にした物語を通じて、花火の歴史や魅力を伝える番組。ドームの全方位から五千発が打ち上がる演出もある。その日に見える星空の解説の後に番組が始まり、全部で五十五分間のプログラムとなっている。

国道４１号が十七日、片側交互通行で再開したことを受け、沿線の下呂、高山両市の流通、観光関係者からは歓迎の声が多く上がった。 下呂市小坂町の運送会社「小坂運材」では、高山市側との往復時間が増え、運転手を宿泊させることもあったという。後藤修社長は「本当にありがたい」と胸をなで下ろすが、二十トン以上のトレーラーは完全復旧まで通行できず、影響は残るという。

国民民主党の玉木雄一郎代表が立憲民主党への合流組と残留組で分党する方針を打ち出したのを受け、国民県連は十七日、名古屋市内で緊急幹事会を開いた。古川元久県連代表は残留の意向を表明しているが、県連内には全員での合流を望む声も。十九日の両院議員総会での最終決定を前に、かつて「民主王国」と言われた愛知で、今も国民民主の中核をなす県連が揺れている。　（中崎裕、浅井俊典） 「県連全体として行動ができればそれにこしたことはないが、最終的にはそれぞれの判断を尊重すべきだと思っている」。非公開の緊急幹事会後、古川代表は報道陣にこう語った。出席議員からは県連としての意見をまとめるよう声が上がったという。古川代表...

新型コロナウイルスの感染拡大が続いている名古屋市は十七日、八月一〜十五日に判明した十六区別の感染者数を明らかにした。錦三（きんさん）など繁華街を抱える中区が二百三十八人と突出し、七月に続いて最も多かった。次いで北区と中川区の七十一人、市内で人口が最も多い緑区が六十八人と続いた。　（水越直哉） 中区では、七月以降に繁華街のカラオケバーや会員制クラブなどで五つのクラスター（感染者集団）が発生。市によると感染経路は判然としないが、利用客や店員ら感染者から、さらに接触を介して陽性者が増えている可能性があるという。

入院が必要と診断されながら入院できない新型コロナウイルス感染者が名古屋市で連日十人を超えている問題で、同市の河村たかし市長は十七日の会見で、新型コロナ患者向け病床を市内で計百四十九床確保したことを明らかにした。関係者によると入院待機者数は減少に転じており、市は待機解消の見通しを示している。 行政関係者によると、市内のコロナ患者向け病床は十二日時点で百十七床。これに対し、十七日午前現在の入院可能な病床数は百四十九床で、五日前に比べ三十二床増。準備中も含めると確保数は二百二床に上る。市は三百床を目標としており、河村市長自ら医療機関に協力を要請するなど増床を急いでいる。

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