こよなく美味しい 新米のおにぎり 新米の季節がやってきた。九州の稲刈りはお盆前に終わった。 今はどこよりも早く美味しいお米を一番いい状態で食べることのできる、何とも贅沢な時期である。 その真っ白な艶のあるふっくらとした粒が何粒も立ち上がって成立する一膳のご飯は何とも美しい。 するすると胃に入って行く。 新米はおにぎりにするとさらに威力を発揮する。冷めてもしっかりとした粒が重なって、米粒と米粒の隙間をじっと見ながら、一口一口噛み締める。 噛み締めながら、ふと美味しい食事とはこういうものだと思う。 おにぎりを美味しく作るには空気を沢山いれること。にぎるのは表面だけ。 たっぷりの空気を含んだ粒たちを表面に出ている粒たちがガードしているそんなイメージで握ればよい。 ご飯茶碗半量くらいにふわっとよそい、具を一面に薄くのばす。その上にまたご飯をふわっとよそう。ご飯茶碗を3〜4回振って(この時、「ほっほ