ブックマーク / machida77.hatenadiary.jp (75)

  • 書籍に登場する武術を調べるならBook Walkerを使おう - 火薬と鋼

    小説を含め、に登場する用語を幅広く調べるのは容易ではない。 特に小説に登場する武術を調べる場合、目次や内容紹介には登場しないことが多々ある。 Googleブックスを使うというのも一つの方法だが、探せないが多い。 青空文庫で調べられるのは古い作品だけだ。 そこで便利な方法として、Book Walkerの横断検索がある。 https://bsearch.bookwalker.jp/search この横断検索を使うとマンガ、小説を含む様々な書籍の内容検索をしてくれる。 また一部のでは「該当箇所を確認」でその用語が登場する文の箇所を断片的にだが見ることができる。 これを使えば様々な武術がどのようなに登場するか、幅広く探すことが可能だ。 欠点として流派・門派名のような一般的ではない固有名詞はちゃんとした語句として検索してくれない。 そうした場合には二重引用符""で流派名などを囲って("二天

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  • 学校図書館と貸出履歴の提供 - 火薬と鋼

    1年間で1人あたり142冊ものを読む埼玉県三郷市立彦郷小学校「社会問題の根幹にあるのは読書不足」 | Living Entertainment この記事が話題になっている。中でも児童ごとの読書傾向を担任が把握して個別指導を行う点には批判がある。 気になる点はあるが、厳密な議論をするには彦郷小学校図書室の貸出履歴の提供内容や指導内容が分からない。その点が詳しく分からない段階で先走って論じるのは危ういと思う。 さしあたってこの問題を論じるにあたって完璧とはいえないがネットで読めるいくつかの文献を紹介しておく。 ・図書館の自由に関する宣言 ・個人情報保護と図書館 図書館における改正個人情報保護法対応の要配慮事項 ・学校図書館と購入図書の検閲 学校図書館と検閲の事例 (1) (追記あり) - 火薬と鋼 学校図書館と検閲の事例 (2) - 火薬と鋼 ・学校図書館図書館の自由 第101回全国図書館

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  • ネットには図書館評論家モドキがいる - 火薬と鋼

    ネットには図書館関係の話題についてブログやSNSで根拠なしにいい加減なことを書いて広める評論家まがいの人がいる。 商売として成り立たないので他のメディアに進出することはないだろうが、SNSで信じて広めている読者がいるので、思わぬところで目にする機会がある。 先日もその手のネット評論家の文を読んで気になったので、ちょっとそういうパターンについて書いておく。 実務者でも研究者でもない。 実際に図書館に勤務している司書であるとか図書館行政に関与しているとか研究者であるとかではなく、伝聞と断片的な文章を元に図書館全体に詳しいかのような評論まがいの文章を書く。 ただし実務者でも自分が経験も勉強もしていないことをさも知っているかのように書く人もいる。特定分野で評価されると他のよく知らない分野でも同じようにふるまうし、周囲も同様に扱ってしまうのだ。 主語がやたら大きい。 「日図書館は」「アメリカの図

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  • 大学図書館とポケモンGOのその後 - 火薬と鋼

    大学図書館ポケモンGO対策 - 火薬と鋼から一週間の状況について書く。 ポケモンGOの配信開始時点で大学図書館司書の私が一番危惧した事態は「学外者または学生がゲーム目的で大学図書館に多数来館して大学図書館利用者の妨げになる」ことだ。 ウチは狭い図書館なので、ゲーム目的の来館者が少人数でも増えるとそういう事態は起こりうる。 しかしそうした事態になる可能性は低いと考えたため、ゲームについての注意や禁止を呼びかける掲示は行なわなかった。やったことと言えば当大学図書館関係者の間でのポケモンGOについての予備知識の周知といざという時の対応・注意の確認だけだ。 これは、「ウチの学生にスマホゲームの熱心なプレイヤーが少ない」「ポケストップの位置や交通事情等から大学とその周辺はポケモンGO過疎地である」ということがある程度分かっていたからだ。 実際、この一週間で大学図書館内でポケモンGOをプレイしている入

    大学図書館とポケモンGOのその後 - 火薬と鋼
  • 大学図書館ポケモンGO対策 - 火薬と鋼

    勤務先の大学図書館職員および部長・局長・図書館委員に『Pokémon GO』について把握している人間が私しかいないので周知を行った。 内容は以下の通り。 ・ゲーム内容の紹介と大学内および近隣で起こりうる事象 ・大学内および近隣のポケストップの確認 ・大学所属者への注意の必要性 ・学外者の敷地立ち入りへの注意の必要性 うまく扱えば図書館利用者増に結び付けることも可能だろうが(アメリカの公共図書館で先行事例あり)、ウチの規模と人員でうまくコントロールできる気がしない。もちろん学内全域でゲーム禁止・学外者立ち入り禁止というわけにもいかない。

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  • なぜ図書館業務委託・受託会社に専門知識が必要なのか - 火薬と鋼

    先日、東京都立の学校図書館・図書室の委託の実態についての記事が注目されていた。 東京都立高校・学校図書館(図書室)、業務委託のおぞましい実態: 公共図書館(公務員)・国立大学図書館の司書になる! なぜ図書館業務を扱わないような業者だと問題視されるのか、分からない人もいると思う。実際に図書館業務に携わるパートスタッフは司書資格があり、図書館勤務経験があるのだから問題ないのではないか、と。 しかし受託会社にも専門知識が求められるのは理由がある。 私の経験から、受託会社に図書館業務の経験や知識が必要とされる事情を書いてみよう。 業務把握の問題 図書館業務をちゃんと理解していない受託会社は、仕様の理解や金額の見積もりを適切に行うことができず、非常に安い金額で受託してしまうことがある。この結果、「想定していた業務と違う」「人件費を削って帳尻を合わせた結果、パートスタッフが長続きしない」などの問題が発

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  • 業者に選書を丸投げする図書館の話 - 火薬と鋼

    佐賀県の武雄市図書館で購入した図書が話題になっている。 10年以上前のExcelや「公認会計士受験」・・・ 武雄市図書館はTSUTAYAの「在庫処分」なのか : J-CASTニュース それに関連して、図書館でどうを選ぶかについてのまとめがあった。 武雄図書館の選書ってどうしてああなの? ~あなたの知らない選書の話~ - Togetter 話を遡ると、2012年に話題になった武雄の選書委員制度については次のまとめがある。 武雄市図書館選書委員制度 - Togetter 2012年の時の推薦リストは次でテキスト化されている。 武雄市図書館選書委員おススメの一覧表 - 突発非同期不連続 選書については様々な方式があるが、上で解説されていない方式に「業者に丸投げする」というものがある。 丸投げと言ってもその図書館全てを業者任せにするというわけではなく、部分的に選書を任せて買うものだ。

    業者に選書を丸投げする図書館の話 - 火薬と鋼
  • 栄養学部の大学図書館司書が料理技術の情報について書く - 火薬と鋼

    管理栄養士養成課程のある大学図書館で働いた経験と自分の経験から、料理技術の情報について書いておく。 初心者向けには向かない情報 管理栄養士を目指す学生は、授業の都合で大学で自ら料理を作る機会もある。ほとんど料理の経験がない学生もいて、苦労する学生も結構いる。 学生は多くの場合自分達で考える献立の参考にするため料理を大学図書館で借りるのだが、高血圧のための事のなどでは料理過程の説明が不十分なものも多い。このため図書館司書が料理に関する質問を受けることもある。 管理栄養士向けのに限らず、いわゆるレシピとしてやネットに掲載されているものは情報をかなり削っていて、知識・経験のある人向きであるものがほとんどだ。 例えて言うと、武術のに出ている型の写真と説明を見てその型をやってみることができる未経験者がほとんどいないようなものだ。 また、ネットのレシピは簡単さを売りにしているものでも実

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  • 図書館と武術の史料の寄贈 - 火薬と鋼

    時折Twitterなどでも話題になる古い武術の伝書を将来どう保存するか、という話に関して。特に図書館に寄贈することを考えている人向けに自分の狭い経験と知識の範囲で書いてみる。 公共図書館で古い史料を保存・整理して情報公開できるところは限られている。 具体的には「温度・湿度変化に対応できる古文書用の保管スペースがある」「古文書を情報としても物理的な実体としても理解して扱える人材がいる」「史料を傷めないため、コピーではなく撮影できる」「古文書を電子化して公開している」といったことができる図書館であれば問題ない(電子化はあれば理想的だがなくてもよい)。 要するに資料の保存と利用の両方を考慮した体制や予算、そして専門家が揃っている図書館が求められる。 となると規模の大きな公共図書館国会図書館、その種の分野の史料を扱う一部の大学図書館ということになる。 国会図書館への寄贈は条件が公開されている。寄

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  • 大学図書館司書が自分の本棚の一部を晒す - 火薬と鋼

    http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20141120/1416471369に触発されて自分の棚も晒してみる。 しかし「カバーがかかっててほとんど見えない棚」「薄いばかりで何があるのかさっぱり分からない」といった棚を出すと出オチ感がハンパではないので、ある程度が見やすい棚だけ紹介する。なお、司書だからと言って図書分類をつけているわけではない。職場の図書館の棚を晒したほうが面白いのだが、それはそれで量が多すぎて厄介なのでやれない。 一つ目。文庫の棚の一つから。 岩波文庫はある程度買っているのだが、破損して捨てたり他の棚に置いたりでちゃんと揃っていない。 中央の茶褐色でほとんどタイトルが見えない2冊は1939年の岩波文庫版『耳袋』。実は他の棚に上中下の3巻になった1991年版『耳嚢』もある。 この中で一番よく使うのは『近世風俗志(守貞謾稿)』で、小説を読む際や歴史

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  • たまに図書館関係者の文章でパワハラ司書を連想してしまう - 火薬と鋼

    結構前のことだが、ある図書館関係者の書いた文章を読んでいて妙に腹が立ったことがある。内容に間違いはないし、不快な表現が使われているわけでもない。ではどこに引っかかったか。後で思い返すと、どうもその人の書いている内容に自分が知っているパワハラ司書の仕事ぶりと被る要素があって、不快感につながったようだ。単なる連想のようなものだが、過去の嫌な仕事を思い出すのはどうしようもない。 私は図書館委託会社での経験が長く、数多くの図書館で働いてきた。図書館委託のうち、部分委託という形式だと直接雇用の図書館司書と委託会社の司書とが入り混じって仕事をすることになる。委託というのは業務請負で、就業場所や仕事内容、指揮命令関係は発注者と分かれていなければならないのだが、図書館業界(特に大学図書館)はこの点あまり厳格ではない。直接雇用の正規・臨時の図書館司書が請負の司書に直接業務指示を出していることが多々ある(これ

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  • 「ニセ医学」に騙されないために - 火薬と鋼

    「ニセ医学」に騙されないために 危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る! 作者: NATROM出版社/メーカー: メタモル出版発売日: 2014/06/25メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (36件) を見るNATROMの日記でおなじみのNATROMさんがを出した。 NATROMさんについては、はてなダイアリーで日記を開設する以前、「進化論と創造論〜科学と疑似科学の違い〜」で進化論を解説し、創造論を批判していた頃から知っている。 まだネットに疑似科学に対する懐疑論を扱ったサイトが少なかった頃だから、あの当時その種の問題に興味がある人は皆見ていたのではないかと思う。 その後、NATROMさんのはてなダイアリーでは職業上の知識と経験を踏まえて次第に医学・医療関係の話題が増えていったが、今回のはそうした記事を反映した内容だ。 同書で扱われている内容は多岐に渡るので、

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    min2-fly
    min2-fly 2014/06/30
    やっぱ読んでおくべきかなあ
  • 電子書籍を導入した大学図書館の一年 - 火薬と鋼

    私の勤務先の大学図書館では昨年6月から電子書籍を導入した。 予算が少ないので一年間で購入した電子書籍は36点。契約先は丸善e-bookと紀伊国屋NetLibrary。 ここ数年で一般向けには数多くの電子書籍サービスが登場したが、大学図書館で利用者に提供できる電子書籍サービスは限られている。 学術情報を中心とした図書館向けの電子書籍PDFベースだ。全文閲覧できるが、ローカルに全文保存することはできず、一度に保存・印刷できるページ数には制限がある。サービス範囲や利用方法、インターフェースの面で一般に販売されている電子書籍とは別の進化を辿っているものだと思ってほしい。電子書籍になっているタイトルも専門書中心で、出版社にも偏りがある。 大学図書館電子書籍導入からその後の一年について、簡単に書いてみよう。 ・まず各社の電子書籍サービスの説明には要注意。学外からのアクセスや貸出サービスの導入などは

    電子書籍を導入した大学図書館の一年 - 火薬と鋼
  • とある図書館司書がロシア武術システマを習っているわけ - 火薬と鋼

    前から書いていることだが、私はロシア武術システマを学んでいる。 ロシア軍特殊部隊スペツナズの格闘技として知られている格闘技だ。 この特殊部隊云々は、システマのイメージを良くも悪くもしている。ひどい時には殺人術などと紹介されているが、『ザ・殺人術』みたいな殺しのテクニックを教える格闘技というわけではないし、また、力の誇示や破壊、攻撃性を求めるものでもない。 どうしてシステマをやっているのか質問を受けることがある。確かにシステマのような珍しい格闘技を学ぶことに奇異な印象を受ける人もいるだろう。日でシステマを学べる場所があることさえあまり知られていない現状では尚更だ。 私がシステマを学ぶようになった経緯、経験について、これから格闘技を学びたい人の参考にもなるかもしれないし、自分の記録としても残しておきたいので、まとめてみることにした。 なお、ここで言う「格闘技」は格闘技・武道・武術と呼ばれるも

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  • 「火薬と鋼」の今年の注目エントリから来年につながるネタを書き出しておく - 火薬と鋼

    今年注目を集めたエントリの中から来年書く話題につながるものを紹介、今後の予定を書く。 予定通りに書けるかどうかは分からないが、一つの目標にはなるだろう。 軍隊格闘技の歴史 今年、軍隊格闘技の歴史について2つのエントリを書いた。 第一次世界大戦と軍隊格闘技 - 火薬と鋼 第二次世界大戦と軍隊格闘技 - 火薬と鋼 この記事を書くにあたって第二次世界大戦後の動向の資料もあったのだが、資料がまだ足りていない。 資料がうまく揃えば第二次世界大戦後の軍隊格闘技についても書いてみたい。 システマについて 今年は昨年よりシステマに関する記事を多く書いた。 システマを知らない人にシステマを紹介するための動画 - 火薬と鋼 しかし動画の紹介ばかりで実際にシステマの練習者が何をしているかについての説明をほとんどしていなかったので、来年は自分の体験についても書く予定。実はいいタイトルが思いつかないという致命的な課

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  • 英語論文が読めない人のために - 火薬と鋼

    英語論文が読めない こういうエントリが注目されていた。 司書として働く前にデータベース会社の業務の一環として英語抄録の和訳や校正も少ししていた私が英語論文の読解技術獲得について少し書いてみよう。 専門分野の知識と理解 論文を読むのには英語の能力もあればいいが、それ以上にその研究領域に関する知識、理解が必要だ。日語でも専門外の文章を理解するのは難しい。 もし自分の研究分野の日語論文を読んで、その研究で明らかになったことや、その研究領域での位置づけ、問題点といったものがよく分からない場合は英語論文よりもまずは日語でその分野の理解を深め、知識を蓄えなければならない。 特にその領域の全体像・体系といったものを理解することが重要で、それが分かってくると論文の意義や問題点を掴みやすくなる。論文は単独で成り立っているのではなくその領域(あるいは関連した他の領域)の他の研究と結びついている。 特に以

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  • 電子ジャーナルでの提供停止と冊子体の復活 - 火薬と鋼

    今週、電子ジャーナルの提供会社から図書館に連絡の手紙が来ていた。 あるタイトルの電子ジャーナルでの提供がまるっきり停止になるというだ。図書館では電子ジャーナルがあるからという理由でその雑誌の冊子体の購読をやめたばかりだったのだが、これでまた紙での購読に戻ることになる。 サービスの継続性に危惧がある電子書籍サービスや電子ジャーナルというのは結構あって、「このサービスは10年持たないだろう」というのもある。なかなか思うようにはいかない。

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  • 大学図書館司書狙いの悪質セールス電話がきた! - 火薬と鋼

    少し前の話だが、職場に大学図書館司書狙いのたちの悪い電話営業があった。なぜ大学図書館司書狙いと分かったかというと、向こうが「現在、大学図書館図書館員の方を対象に〜」と説明していたのだ。 その営業の電話の内容はかなり迂遠なもので、全部聞いていないので、結局何が売りたいのか分からなかった(営業は私狙いだが、電話をとった他の職員も多少相手をしている)。しかしまともな営業ではないことは明らかだった。同じような営業が他の図書館にも行くかもしれないので、注意のため書いておこうと思う。 覚えている範囲でまとめる。 ・社名は一応名乗る。ただし、電話を聞きながらGoogle検索したらその会社名でそれらしい会社はヒットしなかった。 ・冒頭の話は年金関係。「年金が減ることをご存知ですか」というのが話の一番の振り。恐らくそれで興味を引く戦略なのだろう。 ・説明の大半はこの年金が減る事とその対策について。ただし、

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  • 日本人によるフェルト作品が海外で新種の昆虫と間違えられる - 火薬と鋼

    今朝、都市伝説検証サイトのsnopes.comを見ていたら、「ベネズエラン・プードル・モス」の記事をみつけた。ベネズエラン・プードル・モスというのはベネズエラで発見されたという蛾で、その写真が昨年話題になった。その体毛の様子からプードル・モスと呼ばれている。 プードル・モス Poodle moth (Artace sp, perhaps A. cribaria), Venezuela | Flickr この蛾については謎が多く、いくつかの記事になった。 プードル・モスを扱った昨年の記事(順不同): ・地球外生命体ついに現る!?真っ白な毛に覆われた不思議な生物がベネズエラで激写!!果たしてその正体は…!? - IRORIO(イロリオ) ・The completely bizarre Venezuelan poodle moth ・Is it a bird? Is it a dog? No..

    日本人によるフェルト作品が海外で新種の昆虫と間違えられる - 火薬と鋼
  • 雨漏りと図書館 - 火薬と鋼

    職場が雨漏りで大変なことになった。 といっても雨漏りで大変なのは図書館ではなく(だったらもっと大ごとだ)、併設の会議室だ。会議室とは言え色々と設置されているのと、漏れているのが複数箇所なので困っている。今日の仕事時間を随分費やしてしまったし、また大規模に雨が降ったときの対策も考えなければならない。 思い返すと、これまで働いた図書館でも雨漏り、浸水で困った経験がいくつかの施設である。図書館建築というとサービス面の話が重視されがちだが、雨への耐性に問題のある施設が図書館建築の賞を受賞していることがあって、審査した人間に説教をしたくなったことがある。図書館建築を云々したかったら雨の日に見るべし。建築に凝った結果、雨で足元がやたら滑ったり雨漏りしたりする図書館もあるのだ。 ・図書館の入り口やホールの床に研磨した石材を使う例があるが、雨水で全面的に濡れると尋常ではなくすべる。計画段階でそういう話を持

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