ミニブログ「ツイッター」で政治家のなりすましが相次いで発覚した問題で、政治家側が被害防止に困惑している。迫る参院選を前に、なりすましは困るが、「こんな忙しいときに振り回されている時間はない」とぼやく陣営も。ただ、基本的な対策をとっていない陣営も少なくなく、専門家は「もっと意識を高めて」と注意を喚起している。 始めてもいないツイッターを他人に勝手に始められる被害に遭った民主党の桜井充参院議員の陣営では、再発防止のため、複数のスタッフで「なりすまし」ツイッターが登場していないか監視する態勢を取った。 しかし、桜井議員は今夏の参院選に宮城選挙区から出馬予定。鳩山由紀夫首相が退陣し、選挙は迫っている。陣営幹部は「これからというのに、こんなことに振り回されていては…。時間も労力も限られている」と事態に困惑している。 同様に被害に遭った藤本祐司参院議員も改選を控える身とあって、「特に対策はしていない」