韓国教育科学技術省は19日、韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老号」(KSLV−I)の再打ち上げを、6月9日に同国南部・全羅南道の羅老宇宙センターで行うと発表した。最初のロケットは昨年8月25日、同センターから打ち上げられたが、軌道に入れず失敗していた。 ロケットは2段式で、地球温暖化や気候変化の状況を観測するための人工衛星を先端部分に搭載。5月末までに同センターで組み立てを終える予定。同省によると、気象条件などを考慮して6月19日までを打ち上げの予備日としている。 昨年8月の打ち上げでは、ロケット先端部分の衛星を覆うカバーの分離に失敗。ロケットのバランスが崩れ、目標の軌道に到達することができず、地球に向けて落下し、大気圏で消滅した。(共同)