岐阜県警岐阜羽島署などは28日、岐阜市加野、元同県職員の森博仙(はくせん)容疑者(60)を弁護士法違反と詐欺の疑いで逮捕した。 発表によると、森容疑者は昨年2月~3月、弁護士資格がないのに、傷害と窃盗行為について相談してきた同県羽島市内の20歳代の男性と母親に対し、「逮捕されないようにしてあげる」と持ちかけ、嘆願書などを作成する弁護費用として、口座に振り込ませた15万円をだまし取った疑い。森容疑者は容疑を否認している。 昨年6月、母親が自ら嘆願書などを同署に提出しようとして発覚。森容疑者は2006年に自宅を法律事務所として法人登記し、偽造した弁護士バッジや名刺を持っていたという。 森容疑者は県職員として岐阜地域保健所などで運転手をしていたが、2001年11月に、自己都合で退職していた。