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村木厚子・厚生労働省元局長の無罪が確定した郵便不正事件について、最高検が検証結果をまとめた。 大阪地検特捜部の逮捕・起訴段階の取り調べや決裁、さらに公判段階での問題点を洗い出したものだ。 村木さんが関与しているという見立てにこだわったうえ、必要な捜査を尽くさなかったと結論づけた。さらに、関係者の取り調べについても「誘導などにより、客観的な事実と整合しないまま作成された供述調書が少なからず存在し、反省すべき問題があった」とした。 また、元主任検事による証拠改ざんの可能性が取りざたされた今年1月以降の大阪地検検事正ら幹部の公判対応も批判した。その時点できちんと調査が行われていれば無罪求刑なども検討できたとした。もっともな指摘である。 だが、検証は全体として元主任検事と、改ざんを隠蔽(いんぺい)したとされる前特捜部長の個人的な要因や指導力不足を強調している印象だ。 例えば、事件について消極的な意
検察検証報告 猛省を抜本改革につなげよ(12月26日付・読売社説) 法と証拠に照らして真実を解明する。その基本が組織全体に欠けていたという真摯(しんし)な反省から、検察は改革をスタートさせなければならない。 大阪地検特捜部の証拠改ざんなど一連の不祥事についての検証結果報告を、最高検が公表した。 厚生労働省の村木厚子元局長が無罪となった郵便不正事件については、逮捕や起訴の判断から、有罪の立証にこだわった公判活動に至るまで、すべてが不適切だったと認める内容である。 大林宏検事総長は引責辞任し、後任に笠間治雄・東京高検検事長が就任する。新総長以下、大阪地検だけでなく検察全体の問題であるとの認識に立ち、組織の抜本的な見直しを進める必要がある。 間違った先入観に基づいて供述を誘導する取り調べ、見立てと矛盾する物的証拠の軽視、あげくの果ての証拠の改ざん。検証報告には、あってはならない、ずさんな捜査の数
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