岡山、香川の島々などを主会場に春、夏、秋の3会期に分けて開かれた「瀬戸内国際芸術祭2013」について、日本政策投資銀行四国支店と同祭実行委は9日、香川県への経済波及効果が132億円に上るとする試算を発表した。前回(2010年)の同様の試算を21億円上回り、芸術祭効果の大きさを裏付けた。 玉野市・宇野港、岡山市・犬島が会場になった岡山県への経済波及効果は試算していないが、宇野港と犬島を訪れた人数は、香川県分の総数の8%程度と推計し、単純計算で約10億円。実際は直島など岡山側と経済的なつながりが強い島もあり、それを上回る効果があったとも見られる。 香川県への効果の内訳は、宿泊や飲食、土産物などの売り上げ増といった直接効果が77億円、これら需要増に伴う生産拡大が29億円、労働者の所得増による消費拡大が26億円。3会期のうち、夏会期の影響が全体の45%に及んだ。 宿泊、飲食、商店街関係者らに行った
3シーズンにわたる「瀬戸内国際芸術祭2013」の取りを飾る秋会期が5日、岡山、香川両県の10島2港を会場に始まった。島々への窓口・宇野港(玉野市)、新作野外劇が始まる犬島(岡山市)に初参加の香川・本島、高見島、粟島…。それぞれに趣向を凝らしたアート作品と住民のもてなしが、来場者を優しく迎えている。 3会期通じて最多の計170点を公開。11月4日まで31日間の祭典が繰り広げられる。 宇野港会場では、オープニングイベント「UNOフェス」が開かれ、PRキャラバン隊の出発式に続き、総社市出身のシンガー・ソングライターまきちゃんぐさん、2人組ユニット「shab◎n(シャボン)」ら6組が出演する野外ライブが盛り上げ。巨大な蒸気機関車の“わらアート”や、たまの温玉めしなどご当地グルメが集うフードコートなども登場し、開幕に花を添えた。 塩飽(しわく)水軍の本拠地として栄えた本島は、島の船員が乗り組み、太平
池田動物園(岡山市北区京山)を「おうえんする会」の設立総会が23日、岡山県生涯学習センター(同伊島町)で開かれ、活動方針として施設のリニューアルを目指し、募金を展開することなどを決めた。 池田動物園は1953年、岡山藩主だった池田家16代当主・故隆政氏が私財を投じて開園。今年“還暦”を迎えるなど、多くの人に親しまれてきたが、経営は厳しいのが現状で、有志が支援の準備を進めていた。 会員は約100人で、このうち半数が設立総会に参加。会長に決まった自営業清水努さん(45)=同西崎=が「将来の子どもたちのためにも、動物園を残していけるよう力を合わせよう」とあいさつした。既に立ち上げた会のホームページで、寄付や新規会員を募ることも申し合わせた。 同会顧問で、長年ボランティアとして園内の動物の世話に当たっている岡山理科大専門学校の内山茂非常勤講師の講演もあり「子どもからお年寄りまで多くの人の憩いの場に
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