◇全国トップ級 1月の市民講座は定員4倍の人気--第2弾計画中 横浜市立大(同市金沢区)が、図書館に収蔵する約4万8000冊の「地方史コレクション」を広く市民に活用してもらおうとPRしている。蔵書数は全国でもトップクラス。1月に市民向けの公開講座を実施したところ、定員の4倍近い募集があり、今後も同様の講座を開くことを計画。大学側は「各地の歴史を読み比べて」と呼びかける。【高橋直純】 同大によると、地方自治体や郷土史家による地方史編さんが盛んになり出した1950年代後半から収集を開始。限られた予算の中で特色を出そうと、当時の司書が、無償配布されることが多かった地方史に目をつけたのがきっかけとされている。現在も年間約100冊が加わり、蔵書は国立国会図書館や東京大の図書館などと並ぶ規模という。 多くは書庫に並び、都道府県ごとに独自の分類番号を付けるなど検索しやすいように工夫。沖縄県からの利用者も