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ブックマーク / www.mars.dti.ne.jp/~4-kama (2)

  • 糸だけ製本

    プリンタで出力した紙の束は、背をたばねれば「」のかたちになりそう。でも具体的な作業を考えると結局手工芸の世界、ちょっとね……そう思って二の足を踏むひとが、けっこういるんじゃないだろうか。 家庭用のプリンタを印刷機の末裔と考えるなら、製機ももっと手近にやってきていいはずだけれど、プリンタに製ユニットがつくとは考えにくい。とはいえ、機能的なのかたちをつくるためだけの方法が、どこかで示されてもいいころだ。そこでまず、市販の簡易製機や製セットを試したうえで、その過不足を検討し、手軽な方法を考えてみた。 どこでも手にはいる材料をつかうこと、道具や材料を最小限にすること、それから片手で持って読めるかたちにすること。この三つをふまえたうえで、ボンドより糸のほうが扱いはラク、とわたしは思うので、糸でかがるだけの「糸だけ製」文庫サイズ版のつくりかたをここに示します。 この経緯は『季刊・とコ

  • book bar 4 | 製本工場をみてみよう

    一冊ずつ手間暇かける手製とはまた別に、まとまった数、均質で不備なく限られた予算と時間で仕上げる商業製の現場には、わたしたちには想像もつかない工夫がたくさんあります。最近の雑誌やサイトを参考に、ちょっとのぞいてみてみましょう。(文中敬称略 2004.3記) 「製・加工ここまでできる!」 すごいぞ!この製・加工/凝った製・加工図鑑/製の基礎を知ろう 取材協力:図書製、大口製、凸版印刷、match and company hity編集部、美篶堂 『二万千百九十一俺』、『姑獲鳥の夏』、『魍魎の匣』、『愛だからいいのよ』の四冊の製装丁を一部再現しているのがいい。装丁家のアイデアと製スタッフの技術力。両者が全く違う視点からやりとりすることで、さまざまな制約をのりこえられる。たとえば『二万千百九十一俺』。装丁はマッチアンドカンパニーの町口覚。これはすでに5、6年あたためていた「弾が

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