20日、スポーツランドSUGO(宮城県)で開催されたSUPER GT 第6戦決勝、GT300クラスは土屋武士&松井孝允のVivaC 86 MCが優勝を飾った。これは今季から同クラスに本格導入された「マザーシャシー」使用マシンによる初優勝である。 日本レース界の“モノづくり”の力の継承を目的に、比較的安価なマザーシャシー(共通モノコック)を使って、各チームが独自のマシン開発を行なえるように、というのがシリーズ運営団体GTAによる“GT300マザーシャシー計画”の発動理由。そして本格導入の今季、それに真っ先に取り組んだのが、日本レース界きっての名工として知られる父・春雄氏から“つちやエンジニアリング”を継いだかたちになる土屋武士だ。春雄氏も監督として参画する頼もしい体制下、マザーシャシーベースの「トヨタ86」として#25 VivaC 86 MC(タイヤはヨコハマ=YH)を仕立て、GT300に参