2007年03月12日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 書評 - 学者のウソ 初掲載2007.02.11; 追記あり 本書のタイトルは間違っている。 学者のウソ 掛谷英紀 本書の本当のタイトルは、「学者のウソとマコト」である。 献本に感謝すると同時に、このタイトルのまま本書を上梓してしまった関係者に猛省を促す。 本書「学者のウソ」のウソは、最近とみに増えた「ウソ」本とは一線を画している。これらの「ウソ」本はいずれもウソの鑑定、ウソの告発、そしてウソの批判に終止しているが、本書は違う。本書は「ウソまみれのこの世界に、どうやってマコトをもたらすか」を正面から本気で提案した本である。 目次 序章 第1章 学者のウソ 住基ネットワークのウソ ゆとり教育のウソ ダム論争のウソ 理系学者のウソ 文系学者の大ウソ ウソが生まれる背景 第2章 本来の学問 自然科学の方法論 自然科学の困難 文系学