コロナで存続の危機に直面しているアメリカの映画館が、ありえない妥協をした。これまで3ヶ月が常識だった劇場公開からホームエンタテインメントまでの間隔を、17日までに縮めると決めたのである。引き換えに、有料配信で得られる収益の一部を受け取るというのが条件だ。 そんな衝撃のディールを結んだのは、世界最大の映画館チェーンAMCとユニバーサル・ピクチャーズ。この組み合わせだったところにも、AMCの絶望感がうかがえる。コロナパニックの初期、映画館がクローズしたのを受けてユニバーサルが新作「トロールズ ミュージック★パワー」(日本公開は10月)を20ドルでレンタル配信に出した時、「ユニバーサルの作品はいっさいうちの劇場でかけない」と激怒したのが、AMCなのだ。理由はそれこそ、ホームエンタテインメントまでには3ヶ月を開けるべきということ。なのに、彼らは手のひらを返し、目先の小さな収益のために、劇場ビジネス
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