ソフィ カル「限局性激痛」(1999年) 「原美術館コレクション展:トレース」展展示風景 原美術館では、現在「ハラドキュメンツ10 佐藤雅晴―東京尾行」(1階展示室I、II、他)を開催中です。佐藤雅晴は、実写映像をトレースした(写し取る・なぞる)アニメーションで独自の表現を追求している作家です。身近な人々や日常の風景・光景をビデオ撮りし、それをコンピューターに取り込み、ペンツールソフトを用いて限りなく撮影したものに近づくよう膨大な時間と労力を費やして一筆一筆“描き”、アニメーションに仕上げています。 【「原美術館コレクション展:トレース」展を併催】 2階展示室(III、IV、V)と階段には、佐藤雅晴の制作技法「トレース」をテーマに、原美術館所蔵作品の中から作品を選び、展示しています。今日はそこから、フランスを代表する女性現代美術作家、ソフィ カル「限局性激痛」(1999年)をご紹介します。