設計と施工を一括で発注する「デザインビルド」が増えている。 2020年東京五輪の会場整備に向けて、東京都はバレーボール会場となる「有明アリーナ」、ボートなどの会場となる「海の森水上競技場」、水泳会場となる「オリンピックアクアティクスセンター」の基本設計の委託先を公募型プロポーザルで2015年1月に決めたうえで、実施設計と施工をデザインビルドで発注する予定だ(関連記事:「五輪施設にデザインビルド、事業迅速化の切り札に」)。横浜市も、2019年度中の完成を目指す新市庁舎建設について、デザインビルドを前提に検討している(関連記事:「横浜市が新庁舎、五輪前にこだわり設計・施工一括」)。 オリンピックアクアティクスセンター(水泳)の完成予想図。立候補ファイルによると建設費は397億円を見込む(資料:東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会) これまで国内における公共工事では、設計と施工を分
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