おなじみの画像 JavaやScalaといったJVM言語のDockerイメージは、JVMを同梱しなければならない都合で肥大化しがちである。特に何もしなくても、例えば一般的なamazoncorretto:21のイメージサイズは217.7 MBもある。 hub.docker.com これにさらにビルド済みのJARファイルが載ってくるので、結構大きくなってしまうのだ。 そこで、Scalaのコンテナイメージのサイズをなんとか小さくできないかと、考えた。すると、JVMを使ったまま70 MiBくらいに縮めることができた。 github.com コンテナイメージのサイズを小さくするために、何をしたかを書いていく。ちなみに題材としたアプリケーションはちょっとしたHello, Worldをするだけのもので、ライブラリはCatsに依存させた。 JVM使う編 マルチステージビルドを行う Alpineなどの軽量ラン
困っているので、思考の整理を兼ねてメモしておく。各項目がまちがっていたらおしえてください。 動機 Scala.js ScalablyTyped ScalablyTypedにおけるvoid ScalablyTypedにおけるasync TypeScriptにおけるasync void TypeScriptにおけるvoid methodのasynchronousな継承 ScalaにおけるUnitのasynchronousな継承 Obsidianのプラグインにおける継承 Awaitが使えない 謎 謝辞 動機 自分はObsidianというテキストエディタを愛用しているのだが、愛が高じてプラグインを書きたくなってきた。プラグインはTypeScript(JS)で書くことができ、そのための型定義ライブラリも用意されている: www.npmjs.com あとは、ドキュメントに従って特定のクラスを継承し、こ
TypeScript で Cake Pattern っぽい DI (依存性注入) をするためのライブラリを作ったので, そのご紹介です. この記事での解説や他の手法との比較は前回の記事を前提とするので, まずはこちらをお読みください. Scala における Cake Pattern Cake Pattern は Scala で DI を実現する方法の一つで, ライブラリやアノテーションを使わず Scala の言語機能のみで完結するシンプルさが特徴です. 以下の例では前回の記事から引き続き, 時刻と乱数を扱うコンポーネントと, それらに依存したコンポーネントがある, というものを使います. まずはコンポーネント ClockComponent, RandomComponent, MyServiceComponent を定義します. Scala の trait は TypeScript でいうと
Implicitな値の由来が分からん 3行要約 詳細 implicit args implicit conversions and classes inferred type まとめ Implicitな値の由来が分からん Scalaのコードを読んでいるときに、どこから来ているか分からないimplicitな引数があって困っていた。 このことをツイートしたらアドバイスをもらえて、解決できたので備忘録的にブログに上げる。 scala の implicit 追いかけるの、metalsとかでもう少し楽にならない?ってなるけどコンテキストで変わるし難しいのかなぁ— あずきバー (@azukibar_D) 2023年3月31日 プラグインによっては「今見えてるはずのimplicit出す」みたいなのができるっス— @windymelt@mstdn.takuya-a.net に引っ越しました (@windy
Table of Contents はじめに 最近Scalaまわりのアウトプットを積極的にやっている Scalaの裾野を広げたい 高度な記事はあるけれど 入門的な記事を増やす お高く留まらない言語にしていく お高く留まった言語から滅んでいく 裾野がプログラミング言語を支えている はじめに この記事は、はてなアドベントカレンダー2022の20日目の記事です。 昨日の記事はid:id:tokizuohによる『毎日行う動作を習慣にするためにメニューバー常駐macOSアプリを作った』でした。 この記事では、最近行っているScalaまわりのアウトプットについて紹介します。 最近Scalaまわりのアウトプットを積極的にやっている 最近個人的に継続している試みとして、 Scalaのライブラリや言語機能にかんする記事をどんどん書くというものがあります。 例えば一番最近だと入門⚡Shapelessという記事
2022-11-20 僕は Twitter社の Build/Bazel Migration チームでスタッフ・エンジニアとして勤務していた。信じられないような 2年の後、2022年11月17日をもって退職した (企業買収後のレイオフでも任意でもあんまり関係無いが、僕は任意退職希望のオファーを取った)。Twitter社は、切磋琢磨、多様性、そして Flock を構成する全ての人に対して溢れ出る優しさというかなり特別な文化を持った職場だった。これを間近で経験して、その一員となる機会を得たことに感謝している。(Flock は「鳥の群れ」の意で、社内での Twitter社の通称) 以下は過去2年の簡単な振り返りだ。尚本稿での情報は、既に公開されているトークやデータに基づいている。買収後、うちのチームだけでも 10名以上のメンバーが Twitter社を抜けたので、在籍・元含め LinkedIn プロ
特に意味はないけどおしゃれかなと思って貼ったスクショ Scala Advent Calendar 2020 - Qiita 3日目です ここ2,3年の間にScalaの開発ツールチェーンは進化を続けていて、Scalaの開発体験はめちゃくちゃ良くなってきています。例えば、数年前だと IDEは基本的にIntelliJ一択、vimとかemacsで開発環境作れなくもないけどかなり大変 IntelliJの型チェックがうまく行かなくて、ちょっと複雑なコード書くとコンパイルは通るのに画面が真っ赤になる コンパイルが遅い(インクリメンタルビルドしても遅い) という感じだったのですが、現状はかなり改善されていて IntelliJ 以外にも metals という Language Server がかなり使いやすくなっていてあらゆるエディタで簡単にScalaを書けるようになった IntelliJ も metals
こんにちは。ZOZOテクノロジーズSRE部の市橋です。普段は主にAWSを用いてプロダクトのシステム構築、運用に携わっています。今回は弊チームで取り組んでいるZOZOMATのシステム改善業務の一例として、JVMの暖機運転の仕組みを取り入れた話をご紹介します。 ZOZOMATとは お客様の足を3Dで計測するために開発された計測用マットです。ZOZOMATでの計測情報をもとに、靴の推奨サイズを参照するなどのサービスをご利用いただくことが可能です。ご興味のある方はこちらをご確認ください。 JVMの暖機運転とは 今回テーマとして取り上げるJVMの暖機運転とは何かについて簡単に触れていきます。JVMではJIT(Just In Time)コンパイラによるコンパイル方式が取り入れられています。これはアプリケーションの実行前にプログラムの全てを機械語にコンパイルするのではなく、プログラムの実行時にコンパイル
Feb 25, 2020. We are thrilled to announce the General Availability release of Scala.js 1.0.0! Scala.js is a close dialect of Scala compiling to JavaScript, featuring great portability wrt. Scala/JVM, interoperability with JavaScript, and performance. After 7 years of development, including 5 years of stability within the 0.6.x series, we are finally ready to present Scala.js 1.0.0. Quoting Antoine
まえおき こんにちは。Japan Scala Association (JSA)の水島(みずしま)です。 今回は、Scala研修テキストが株式会社ドワンゴ様から、一般社団法人Japan Scala Associationに寄贈されたことを報告したいと思います。 Scala研修テキストとは Scala研修テキストは、私が前職のときに、当時の同僚とともに作り上げた、新卒エンジニア向けのScala研修テキストです。 元々は、ドワンゴ社内でのScala研修を実施するために執筆したものですが、2016年にCC BY-NC-SA 3.0で公開され、主要メンテナである私を中心として改良やメンテナンスを続けてきました。また、当時の同僚の協力によって、PDF版やEPUB版も入手できるようになっています。 幸い、Scala研修テキストは、Scalaを学習しようと思っている初学者の方のみならず、Scalaを利用
10年モノのサービスをアーキテクチャから再設計─はてなブックマークがScalaとDDDを使う理由 10年以上運用されているサービスには、さまざまな技術的な負債が発生しています。今後の継続的な改善のため、いったん新規開発を止めて4年かけて全面的なリニューアルを実施した「はてなブックマーク」の開発者に、プロジェクトの課題や解決する手法などを聞きました。 改善1つに数カ月かかるなら全てを書き換えられないか 2000年代にトレンドだった開発手法の負債 過去の開発意図を探る考古学的手法 データセンター移行も見据えて刷新しよう ドメインモデル設計とScalaとマイクロサービス化 コアロジックにはScalaを採用 きちんとしたドメインモデルによる設計と実装を継続したい 段階的なリリースとデータの移行という2つの大きな課題 求められる機能に沿ったデータベーススキーマに再構築 新旧の2システムを維持しながら
いきなりタイトルと関係なさそうな話題からスタートしますが、今週1番のトピックは、なんと言ってもEdge TPUがオフィシャルに発売されたことでしょう。 しかもUSB接続のアクセラレータがたった80ドル弱ですよ。日本だとMouserで8800円ほど。 こいつをいち早く入手できたIdein社内でのお試し結果がこちら。 Edge TPU(USB版) Mobilenet v2 1.0 224x224 ImageNet Raspberry Pi 3 Model B v1.2 で10msちょっとでした pic.twitter.com/BOfSAgUewJ— Koichi Nakamura (@9_ties) 2019年3月5日 10msってことはあと6ms程度別の処理に充てても高精度カメラのフレームレート60fpsに間に合っちゃうってことで、これはくそっ速い。 僕は去年夏にEdge TPUがアナウンス
[asin:4297101416:detail] 読んだ。この本は「コンパクトなコップ本」を目指したと最初に書かれているとおり、この本を読めばひとまずScalaを書けるようになるなと思った。これからScalaを始めたくなったらまずはこの本を読んでおけば十分だと思う。 また、「コンパクトなコップ本」だけに留まらず、実践ではよく使うがコップ本ではあまり言及されていないような機能についても解説されていたことが非常に良かった。例えばコップ本ではOptionやEither、Tryなどを使ったエラー処理についてあまり書かれておらず、昔Scalaを始める時にエラー処理のやり方で詰まったことがあった。その時にこの本を読んでいたらもっとスタートダッシュが速かっただろうと思う。他にも実践ではほとんどの場合利用するsbtについても解説されているのも良かった。 こんな感じでScala入門するには最適な一冊だと感じ
# イマドキと言われる言語機能について ---------------------- [第60回プログラミングシンポジウム](http://www.ipsj.or.jp/prosym/60/60program.html) === # About Me --------- ![κeenのアイコン](/images/kappa.png) * κeen * [@blackenedgold](https://twitter.com/blackenedgold) * Github: [KeenS](https://github.com/KeenS) * [Idein Inc.](https://idein.jp/)のエンジニア + 情報科学の教育は受けていない純粋なエンジニア * 実際に仕事で使った(ている)のはJava, Scala, Rust === # 最近っぽい言語 ------------
最近 Types and Programming Languages を読んでいて、はじめは我慢していたものの、やはりラムダ式の簡約をコンピュータで確認したい気持ちが高まってきたので、ブラウザで動くものを書いてみた。この本には OCaml による実装の章がときどき挟まれるので、演習の一環ともいえる。 Lambda Calculator "(λx.λy.x y)(λz.z)" といったラムダ式を入力して送信すると(λ は \ で代用可能)、解析された項が出力される。その後1ステップずつ簡約して、項が評価されていく過程を眺められる。評価戦略は TAPL にしたがって call-by-value と call-by-name を提供してるつもりです。毎回どのサブ項が評価されたのかがハイライトされるので、実用的。 同じ項を何度も入力するのが辛いので文字列マクロを導入してあり、"$omega" など
私が読んだものを読んだ順に列挙しているだけです. たぶん何の役にも立ちません. Learn You a Haskell for Great Good! Learn You a Haskell for Great Good! Haskell の入門書. いや冗談ではなく. 代数的データ型とかモナドとか, Scala を書いていても役に立たなかったことがない. 英語版は上のリンクから無料で読めてお得です. 私は日本語版書籍の方を読みました. すごいHaskellたのしく学ぼう! 作者: Miran Lipovača,田中英行,村主崇行出版社/メーカー: オーム社発売日: 2012/05/23メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 25人 クリック: 580回この商品を含むブログ (73件) を見る Types and Programming Types and Programming Lan
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