「しんぶん赤旗」の報じたNECのリストラ面談が話題となっている。こういう誘導は昔からどこの会社でもある話なので珍しくはないが、生々しいやり取りが驚かれているようだ。 ただ、申し訳ないけれども、筆者は一読して笑ってしまった。どう考えてもコントにしか見えないから。だってそうだろう。ここに登場する人間の誰もが真実を語らず、演技しているのは明らかだ。 「辞めろとは言っていない。特別転進だ」 「いえ、このままこの会社で頑張ろうと思います」 たぶん、本音ではこうだろう。 「つべこべ言わずにとっとと辞めろ」 「定年までしがみついてやる」 入り口から間違っていたバブル世代 誰が読んでも明らかなように、この議論は同社の経営に1ミリグラムも役立っていない。創立以来の存亡の危機に際して、高学歴エリートたちが一生懸命こんな会話をぶっ倒れるまで続けているのだから、もはや笑うしかない。 ついでに言うと、こういう大企業