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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/column (19)

  • ピケティ的な格差は日本でも拡大するか

    世界中でベストセラーになったトマ・ピケティの『21世紀の資』が、日でも発売された。このの最大の特徴は、資蓄積によって資家と労働者の格差が拡大するという事実を過去200年以上のデータにもとづいて明らかにしたことだが、異論も多い。 特に最上位0.1%の大富豪の年収は、アメリカでは1億5000万円以上なのに対して、日では3300万円以上だ。日の格差はアメリカのように上位1%と残り99%ではなく、正社員と非正社員の格差である。 総務省の調査によれば、2013年の非正社員の比率は38.2%で、これは20年前の2倍以上だ。非正社員の時給は正社員の約6割なので、これが増えると平均賃金は下がる。図のように年収300万円以下の労働者の比率は40%を超え、200万円以下の貧困層が25%近い。 その一つの原因は、ピケティも指摘するテクノロジーの変化である。今まで高い賃金をもらっていたホワイトカラー

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    mkusunok 2014/12/11
    日本の問題は格差よりも資本収益率の低さという話。で、現実問題としてどうしたらいいんだろう
  • 中国的歴史認識とポピュリズム

    マレーシア航空機が見つからないままもう1ヶ月半あまりが経った。先週、『ニューヨーク・タイムズ』などをはじめとする欧米メディアから次々と、「中国当局は『破片らしきものが見つかった』だの『遭難機のシグナルを拾った』だのという情報を流したが、どれも根拠の無いもので結局現場を混乱させただけ」という手厳しい報道が流れた。マレーシア機乗客の3分の2を自国民が占めている中国は、なにか先手を打たなければと懸命のようだが、中国捜索船に乗船取材していた、国有通信社の新華社記者が「インド洋で飛行機から発信されている信号を受信!」と真っ先に報道して、今度は「情報をまず報道よりも先に共有する」という共同捜索チームのルールを破ったと叩かれた。 中国はとにかくこれまで捜索でなんの点数も稼げておらず、完全に欧米諸国に遅れを取っており、なんらかの手柄をアピールしたいと焦りがある。「同じ船にうちの記者も乗っていた。だが軍関係

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    mkusunok 2014/04/27
    分かりやすい解説。新聞やテレビは政府見解を垂れ流すだけではなく、こうした背景を説明すべき
  • ビットコイン in 中国

    最近、ビットコインをめぐる動きが興味深い。とはいえ、中国ではつい先日、中央銀行がビットコインの中国国内での流通にストップをかける通達を行なった。今年になって中国で特に加熱しているというビットコイン取引だから、ある意味それも予想のうちの動きであり、市場の暴落に一瞬ネット上ではショックが走ったものの、IT関係者の間では相変わらずビットコインをめぐる話題がそれほど悲観論もなく続いている。 ビットコインとは英語で「Bitcoin」、この「bit」とはコンピュータが取り扱う情報に使われる単位だ。ビットコインはコンピュータの世界、つまりバーチャルな世界で流通する通貨のことである。今や世界中にあるその「取引所」を通じてビットコインを購入しさえすれば、その後日国内どころか海外で買い物する時にそれを使えば手数料もレートも心配する必要がなくなる。調べてみたら、それを実践した記者の体験記が日経新聞のウェブサイ

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    mkusunok 2013/12/24
    興味深い中国Bitcoin事情。Litecoinは発行上限やハッシュアルゴリズムの選択でBitcoin以上に伸び代を感じるのだがBTC China創業者の兄弟がつくったのか
  • 円安になっても日本の貿易赤字は増え続ける

    ロイターの予想によると、まもなく発表される8月の貿易収支は約1兆1000億円の赤字になる見通しで、これは昨年同月を43%も上回る。貿易赤字は14ヶ月連続で、1979年の第2次石油危機以来の史上最長記録と並ぶが、今後もずっと続くとみられている。 通貨が急に安くなったときは「Jカーブ効果」といって、あらかじめドル建てで契約していた輸入額が(円ベースで)増える傾向があるが、それが14ヶ月も続くことはありえないので、これは一時的な現象ではない。 民間の予測(中央値)をみると、輸出が前年比14.5%増える一方で、輸入が18.5%増える。株式市場は「円安→貿易黒字」という連想で高値を続けているが、実は輸出より輸入のほうが増え方が大きいのだ。これは日の円建て輸出額よりドル建て輸入額のほうがずっと多いためで、図のように円安は貿易赤字を増やす。 しかしドル建ての輸出価格が下がると、国際競争力が上がるので輸

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    mkusunok 2013/09/18
    覆水盆に返らず。とはいえ経済は立て直さなきゃならない
  • 嫌韓デモの現場で見た日本の底力

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔7月30日号掲載〕 6月30日、私は最近話題になっている嫌韓デモに行ってみた。このデモは東京の新大久保で何年も前から、毎週日曜日に行われているものだ。私は不安を胸に家を出た。自分の身も心配だったが、新大久保の人々のことも、日の対外イメージのことも心配だった。 実は新大久保はサンフランシスコのチャイナタウンやパリの日人街と同じような「観光スポット」だ。外国人にとって、新大久保のコリアンタウンを歩くことは伊勢丹新宿店の地階と同じくらい楽しさと驚きに満ちている。伊勢丹が日がいかに洗練されているかを示しているとすれば、新大久保の街が示しているのは日が外国人に対してフレンドリーで開かれた国であり、他国の文化が生き生きと存在できる国だということだ。 だがデモのせいで、新大久保は日が外国人にとっていかに不快な国になり得るかを象徴する場所となった。嫌韓デモ

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    mkusunok 2013/08/19
    心強い話だが景気停滞と東アジアの緊張がヘイトスピーチを通じて自尊心を取り戻そうとする情動を育んでいるとしたら今後も紆余曲折がありそう
  • 東京スカイツリーは「先送り日本」のシンボル

    東京スカイツリーから電波を出す試験放送が、昨年末から始まった......というと、え?まだ電波を出してなかったの?と思う人が多いだろう。スカイツリーは電波塔として建てられたのに、昨年2月の完成から1年近くたってもまだ放送ができないのだ。 その原因は電波障害である。いま電波を出しているのは東京タワーだが、スカイツリーからの電波は角度が違うので、ビル陰などでは今まで映っていた家で映らなくなるところが出てくる。それをチェックするために早朝に短時間の試験放送をしているのだが、予想外に多くの電波障害が出てきた。 今度の試験放送は対象が限られているので受信障害は750件程度だが、今までのサンプル調査では約1割の受信機で電波が受けられなかった。受信世帯は関東一円で約700万世帯なので、その1割で受信できないと70万世帯が影響を受ける。 この対策としてはアンテナの向きを変えるとかケーブルテレビに変えるなど

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    mkusunok 2013/01/24
    高度成長を懐かしみ、最先端技術を突っ込み、震災も乗り越えたけど実は必要なかった、まさに経済成長幻想の終焉を飾るに相応しい先送り日本の象徴
  • アルジェリア拘束事件の背景にあるマリ戦争

    突然の事件に、驚いた。アルジェリアでの日人拘束事件である。 13年前、凄惨な内戦に一応の終止符を打ち、一昨年の「アラブの春」では周辺国で政権が次々に倒れていくのを横目で見ながらも、アルジェリアのブーテフリカ政権は健在だ。反政府デモは少なくないが、原油輸出額は2003年以降急速に伸びていまや内戦時の七倍近く、経済成長率もここ数年2~3%と、悪くはない。今回被害にあった日揮をはじめ、伊藤忠、三井、三菱など、日は70年代から大手商社がアルジェリア向けに大型の建設プラントを輸出してきた。 そのアルジェリアで何故このような事件が起きたのか。それは、隣国マリの状況と連動しているに違いない。マリでは1月11日、マリ北部の反乱勢力を抑えようとする政府軍の要請を受けて、フランスが軍事介入、戦争状態に突入したからである。 マリ戦争の原因は、複雑だ。メディアが伝えるような、「北部=イスラーム過激派=アルカー

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    mkusunok 2013/01/18
    参考になる整理。こじれてるなあ
  • 零下10℃下の門前払い

    12月25日。クリスマスなのに、近所にあるちっぽけな店で昼ごはんの蘭州ラーメンをすすっていたわたしのところに、友人中国メディア記者(仮に「陳さん」としておく)から電話が入った。 「今、日大使館の前にいるんだけど、これから新大使到着の記者会見があるの。でも日メディア向けらしいから、電話であなたに聞いてもらって通訳してくれない?」 会見場から電話で通訳? なんという斬新な発想!と驚いたが、そういえば陳さんは今年10月に外務省アジア太平洋局長が訪中した際、空港での「ぶら下がり」取材に行ったがすべて日語で、慌てて「周囲の日人記者に尋ねたけど教えてくれなかった」と、わたしと会した時に口を尖らせたことがあった。念のため、彼女はもともと英語で大学院を卒業し、以前西洋メディアで働いていたくらい、英語は流暢である。 その後「かけ直す」と言って電話を切ったもののかかって来なかったので、通訳付きの会

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    mkusunok 2012/12/30
    こうした状況だからこそ中韓での広報活動は重要と思われるのだが心細い
  • それでも日本は走り続ける

    中国は9月30日の中秋節から国慶節(10月1日)の8連休に突入、それが明けると休み前の反日デモが醸造した重苦しいムードから開放された。そして、日でも連休明けのメディアで話題のノーベル賞が、国際情勢に敏感な中国人ネットユーザーたちの間で注目を集めている。 こんな「フェーズの転換」は11月8日を「X-day」とみなしているだろう中国当局にとってありがたいはずだ。いや、これも計算済みだったのかもしれない。だが実際はノーベル賞を見つめるレベルの人たちは片時も先日の騒ぎを忘れておらず、ノーベル賞が証明する「日中国の差」をはっきり意識しているのだが。 それは一部の日人が想像するような単純な「酸っぱい葡萄」ではない。逆に彼らは数年前の民主活動家、劉暁波の平和賞受賞に歓声を上げた人たちで、「酸っぱい」どころか、先月の信じられないような暴動を苦々しく思っている。あわせてGDP世界2位のこの国に何が足

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    mkusunok 2012/10/10
    トヨタの踏ん張りが素晴らしいのと、日本はもっと中韓に対する情報発信を強化すべき
  • 尖閣諸島や竹島の問題は「法の支配」で解決できるのか

    野田首相はニューヨークで開かれた国連総会に出席して「世界の平和と安定、繁栄の基礎となる法の支配は紛争の予防と平和的解決のため不可欠であり、一層強化すべきだ」と演説し、領土紛争を国際司法裁判所(ICJ)で解決することを提唱した。国名はあげていないが、これは日がICJに提訴する方針を表明している竹島の領有権問題のことだろう。 法の支配(rule of law)というのは、国家権力が法に従うという近代国家の原則だ。この場合の法とは憲法を意味するというのが通常の解釈だが、広い意味では慣習法や自然法とも解釈できる。恣意的な国家権力の行使を許さず、法によって国家を拘束する英米法の概念だが、最近では法治国家の普遍的な原則と考えられている。 しかし国際社会に、法の支配はあるのだろうか。たとえば2010年の事件のように、中国の漁船が尖閣諸島の周囲の領海に侵入して、海上保安部がその船を拿捕して船員を拘束した

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    mkusunok 2012/09/30
    防衛費の増加について国民のコンセンサスがなあ
  • 日中領土外交のデッドライン

    11月8日。とうとう、世界中のメディアが注目していたX-デーが明らかになった。今秋、5年ぶりに開かれる中国共産党の党大会の開幕日である。この日を巡ってここ数年来、世界各国のメディアと中国政治ウオッチャーが数々の推測と憶測を重ねてきた。 今年の春、ちょうど直轄市である重慶市の党書記を務めていた薄熙来が腹心の裏切りによって失脚した頃、「今年の党大会はいつもの10月ではなく、11月にずれ込む」という噂が流れた。今年の党大会は中央委員会総書記の胡錦濤、そして温家宝らを含む中央の政治トップの大幅な交代が行われるため、その遅れは「人事の難航のため」と言われた。 だが夏あたりから、北京の主要な国営ホテルで10月中旬の予約受付がストップしていたことが明らかになり、それが「全国各地から集まる代表たちがこの頃に北京に集結するというサインだ」とみられ、10月中旬開催説が濃厚になっていた。ふたを開けたら11月8日

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    mkusunok 2012/09/30
    やや含ませてる部分があって分かりにくいんだけど着眼点は参考になるな
  • グーグルタブレットはiPadより優れモノになる

    グーグルが自社ブランドのタブレットを売り出すという。いろいろな噂を総合すると、サイズは7インチ型。9.7インチのアップルよりもぐっと小型で、片手で持てるキンドル・ファイアと同じ大きさである。製造を請け負っているのは台湾のアスーステック・コンピューター(ASUS)。OSはもちろんアンドロイドで、WiFiモデルのみ。価格は今、249ドルを199ドルに引き下げる努力をしている最中とか。 グーグルが独自のハードウエア製品を作った例としては、2010年初頭に発売した「ネクサス・ワン」というアンドロイド・フォンがある。グーグルには得意分野と不得意分野というのがあって、ハードウエア製品を売るのはグーグルの代表的不得意分野のひとつだ。性能は優れているかもしれないが、機能の表現のしかた、実現の方法が上手でなく、何となくこなれていない。販売もオンラインだけで、触って試すことができず、親切なカスタマー・サービス

    グーグルタブレットはiPadより優れモノになる
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    mkusunok 2012/04/11
    グーグルタブレットはiPadより優れモノになる | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト -
  • アマゾンの出版破壊から取り残された日本 | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    人は今も「自炊」をしていると聞くたびに、気の毒で仕方がない。台所での自炊ではない。プリント版の書籍を自分で1ページずつスキャンしてデジタルファイルにし、自家製「電子書籍」として利用することを業界関係者は自嘲気味に「自炊」と呼んでいる。テクノロジー先進国の日当に起きているとは思えない、実に奇妙なできごとだ。 そしてそれを考えるたびに、アメリカでアマゾンがやっている文字通りの出版業界の破壊というか、破壊的イノベーションを思わずにはいられない。振り返ってみると、アマゾンは今やアメリカの出版産業をすっかり変えてしまっているからだ。 最初は、もちろんインターネットで書籍を販売することだった。書店を含め、これだけでもかなり大きなインパクトがあったが、電子書籍時代になって、間違いなくそれが加速化しているのだ。 たとえば、かなり安い価格で電子書籍を売り出したこと。また、自費出版したい作家たちに、

    アマゾンの出版破壊から取り残された日本 | 瀧口範子 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
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    mkusunok 2012/03/28
    和書がなければ洋書を読めばいいじゃない(マリーアントワネット風に)
  • 既存メディアの限界なのか | Newsweek斜め読み | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    連日多数の人が殺され、それを報道する新聞記者たちも、次々に消されていく。たまりかねた新聞社は、遂に報道の自由を放棄。麻薬密売組織のことを報道しなくなってしまった。 こんなことが、報道の自由を謳歌しているアメリカの隣の大国で起きているのに、日の国内では、大きな扱いにはならない。これに歯がゆい思いをしていたのですが、誌日版10月20日号は、ようやくこの問題を取り上げました。「麻薬戦争に現われた『救世主』ブログ」というタイトルの記事です。麻薬戦争が繰り広げられているのは、アメリカの南隣のメキシコなのです。 この記事には、麻薬カルテルによって殺されたと見られる死体が吊るされているショッキングな写真が添えられています。極めて衝撃的なシーンを撮影した写真ですが、極力グロテスクにはならないように配慮されてもいます。残虐な事件は、写真によって迫真的になるけれど、目を背けたくなってしまう。こんなジレン

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    mkusunok 2012/03/06
    恐ろしい。市民が脅迫に屈した新聞ではなくブログで情報を得るメキシコ
  • ジンガもフェイスブックも──腐敗する有望IPO企業

    テクノロジー業界にIPO(新規株公開)機運が戻ってきている。今後数ヶ月の間にIPOを計画している新興企業は、フェイスブックやイェルプ(レストランなどの評価サイト)など、いくつも挙げられる。 それ自体は喜ばしいことだが、今回のIPOの波には何かと不愉快な出来事がつきまとっている。最近の例はジンガ(Zynga)だ。 ジンガは、フェイスブックのサイト上でユーザー同士が参加できるゲームを開発した会社。いろいろな器具を揃えて農業を営む『ファームヴィル』や、ギャング間の闘いをまねた『マフィア・ウォーズ』などのゲームは有名だ。 2007年に創設された同社は今秋のIPOがうわさされており、その人気に鑑みると大型IPOになるものとみられる。現在の評価額は200億ドル近くにも達している。 だが、同社はこの期に及んで何人かの社員に対し「クビになりたくなければ、株の一部を返上しろ」と脅迫している。「その株の分だけ

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    mkusunok 2011/11/21
    これ今後どうなるんだろうな。悪しき前例にならなければいいが
  • 「金持ち優遇税制」というけれど

    アメリカ・ニューヨークで始まった「ウォールストリートを占拠せよ」の運動は、全米に広がりを見せています。格差社会アメリカの抱える問題が一気に噴出した感があります。 格差是正のひとつとして、オバマ大統領は、富裕層への増税を打ち出しました。このニュース、日の新聞を読んでいる限りでは、至極もっともな政策だと感じていました。アメリカの税制がおかしいから、これを直そうというのは当然だと思っていたのですが......。 誌日版10月5日号に、「富裕層に増税したいオバマの悲しい計算ミス」という題名の記事が掲載されています。これを読んで、意外な事実を知りました。アメリカ富裕層の所得税率が高いというのです。 「実はアメリカでは、最富裕層の所得税率は低所得の国民と比べて非常に高い。年間所得が100万ドルを超える国民が納めている連邦所得税率は平均29%強だ。所得が減るに従って税率は変化し、2万~3万ドルだ

    「金持ち優遇税制」というけれど
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    mkusunok 2011/10/16
    米裕福層は給与所得者であっても報酬の多くをストックオプションで受け取ってる場合が多いが、これって日本のように給与所得になるんだっけ?
  • エジプト:軍とイスラム勢力にまつわる「誤解」

    一週間前、エジプトの反ムバーラク勢力が「怒りの日」に結集したときには、こうも急速に事態が展開するとは予想できなかった。3日ごとに組織される数十万規模のデモ、外出禁止にも従わず終日ムバーラク退陣を叫ぶ若者。米政権も現政権を見限り、30年間のムバーラク大統領の治世は終焉を迎えつつある。 「ムバーラク政権の独裁に反対する民衆に、軍も共感し、反政府勢力のムバーラク下ろしが勢いを増しているが、野党のなかで最も強力なイスラーム主義のムスリム同胞団が新体制下で支配的になり、イランのようになるから危険だ」――。これまでの報道振りをまとめると、こんな感じだろう。だが、このロジックに強い違和感を覚える。 第一は、軍に対する認識である。ムバーラク政権は、52年以来続いてきた紛うことなき軍事政権である。52年の共和制革命を担った主役として、以来軍は支配層の中核にあった。ムバーラク批判が強まるにつれて、軍が真っ先に

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    mkusunok 2011/02/03
    興味深い分析
  • 「国民背番号」による行政の効率化を阻む過剰セキュリティ

    政府の社会保障改革検討部の実務検討会は、税金や年金などの個人情報を一元管理する「共通番号制度」を法人にも導入し、年内に法案化する方針を固めた。6月にも「社会保障・税番号大綱」(仮称)を策定し、秋の臨時国会にも関連法案を提出する見通しだ。このような「国民背番号」は税や年金を公平に効率よく徴収するために不可欠のインフラであり、それがないのは先進国で日だけである。 しかし、その実現までには多くの曲折があった。国民背番号の構想は1960年代からあり、80年代にはグリーンカード(少額貯蓄等利用者カード)による納税者番号が導入されたが、法案が成立してから凍結された。その後も1999年に住民基台帳法の改正で番号はできたが、住基ネット(住民基台帳ネットワークシステム)に対する反対運動のため、納税には使えないことになった。 このとき民主党の枝野幸男議員(次期官房長官)は「住民ネットは自治省の利権のた

    「国民背番号」による行政の効率化を阻む過剰セキュリティ
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    mkusunok 2011/01/18
    1/100になるかは別として面倒が多いのは確か。全てに住基カードはいらないだろうって議論は木曜のヒアリングでも聴く予定
  • イタリアを笑えるだろうか

    女性の股下から上を見上げてニンマリするイタリアのベルルスコーニ首相。誌日版11月24日号の大胆な表紙には笑ってしまいました。表紙のタイトルは、「イタリア男の性」。 いやあ、大胆不敵なデザインですね。イタリア大使館から抗議は来ないのだろうか。 いやいや、イタリア人なら、こんなことでは抗議するわけはないだろう。おおらかなんだから。 特集記事のひとつは「SEXと政治とイタリア男」。中身を見ると、イタリアのテレビは、夜も早い段階からポルノもどきの番組がいっぱいなんだそうです。 でもねえ、大晦日の紅白歌合戦の裏で「野球拳」で負けた女性が下着を一枚一枚脱ぐという番組を流していた国もあるのですよ。イタリアのテレビはひどいよね、なんて他人事みたいに言えないではありませんか。 特集記事は、イタリアの女性の社会進出が進んでいない現状を告発します。イタリアの女性の就労率はヨーロッパの中では低く、賃金格差も

    イタリアを笑えるだろうか
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    mkusunok 2010/11/27
    へー
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