アメリカのFRB=連邦準備制度理事会は金融政策を決める会合を開き、7日、利下げを見送り、政策金利を据え置くことを決定したと発表しました。政策金利を据え置くのは3会合連続ですが、パウエル議長は会合後の記者会見でトランプ政権の関税措置によってインフレ率や失業率の上昇リスクが高まるのは確実だと指摘しました。 目次 《パウエル議長 会合後の記者会見での発言》 NYダウ パウエル議長発言一時影響も 米中対立懸念緩和で値上がり FRBは7日までの2日間、金融政策を決める会合を開き、声明を発表しました。 この中で、最近の経済指標は経済が底堅いペースで拡大していることを示しており、失業率もこの数か月間低い水準で安定しているとした一方、インフレ率はいくぶん高いままだとしています。 そして今回の会合では、利下げを見送り、政策金利を4.25%から4.5%の幅で維持することを決定しました。政策金利の据え置きは3会
