<2月16日、刑務所で不審な死を遂げた。享年47。驚くほど勇敢なプーチンの最大の政敵だったが、前世代のロシア人リベラル派とは違いもあった> 報道によれば、ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイが2月16日、北極圏にあるロシア北部の刑務所で死亡した。 ナワリヌイは政治的動機によるものとみられる裁判で禁錮19年の実刑判決を受けていた。47歳だった。 ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所当局は短い声明の中で、散歩の後に気分が悪くなり、すぐに意識を失ったと述べた。この時点で死因は明らかにされなかった。 ナワリヌイは1976年、モスクワ郊外の小さな町で生まれた。母親はエコノミスト、父親は赤軍の将校だった。 旧ソ連崩壊直後の93年に高校を卒業。モスクワのロシア民族友好大学で法律を学んだ後、2001年に金融学の修士課程を修了した。 ロシアでは90年代の混乱期を経て、00年代の急激な経済成長で数百万人が中
![【追悼】ナワリヌイ、株式投資をきっかけにプーチンの政敵となった愛国者...極右デモ参加の過去も](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2986f526a74dc9ab6b9ca6c3eaa729deb5cdf8af/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fstories%2Fassets_c%2F2024%2F02%2F240227p12_PSC_20-thumb-autox675-1072835.jpg)