北朝鮮外交は、長く深く関係した者ほど懐疑的になる。合意が反故にされる「裏切りの歴史(history of cheating)」の反復が、現場のトラウマの原因だ。交渉過程が険しい道だったときほど、積み重ねた苦心の合意が一瞬で崩れ去る徒労感はなかなか消えない。米朝枠組み合意(1994年)、6者協議の合意(2005年)と、落胆を何度も当事者として味わうと「どうせ北朝鮮は動かない」とシニカルにもなる。6者合意までの長丁場の交渉を北京で見届けた翌年、別取材で居合わせた平壌から今度は7発のミサイル発射を現地速報するはめになった経験がある筆者としても、この懐疑的な心理は理解できる。 しかしそれでもなお、外交の相場感に縛られないトランプ大統領に国際社会の期待感も募った。だが、6・12米朝首脳会談の合意は、非核化の検証に具体性が伴わず(過去の合意と比べむしろ後退)、案の定米専門家筋の反応も芳しくなかった。首
前回は体調を崩してお休みをいただきました。 当欄の更新を楽しみにしてくださっていた読者のみなさまには、あらためてこの場をお借りしてお詫びを申し上げます。 また、ざまあみろこのままくたばって連載休止に追い込まれやがれと思っていた読者には、ざまあみろ復帰したぞということをお伝えしてごあいさつに代える所存です。 今週から通常運転です。 体力、気力ふくめていまだにやや不足気味ですが、なんとかがんばりたいと思っています。 今回は、自民党の杉田水脈衆議院議員が「新潮45」に寄稿した文章と、その記事がもたらした波紋について書くつもりでいる。 体調を崩して寝たり起きたりしている間、ツイッターを眺めながらあれこれ考えていた内容を、なるべく考えていた道筋通りに書き起こすことができればよろしかろうと考えている。 というのも、当件に関する私の見解は、必ずしも一本道の結論に沿ったクリアな言説ではなくて、いまもって揺
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「建設的ジャーナリズム」とは何か?――現状打開を目指すオルタナティブ・ジャーナリズム 穂鷹知美 異文化間コミュニケーション 情報 #「新しいリベラル」を構想するために メディア環境のデジタル化が急速に進む今日、新聞社や放送局などの伝統的なメディア産業は存続の危機にあるとたびたび言われます。危機の理由としてしばしばあげられるのは、氾濫するデジタル情報や無料のニュースとの競争激化による広告収入や購読者数の減少です。しかし、ジャーナリズム自体にも大きな問題があるとし、ジャーナリズムの体質を変え、新たなスタイルや方向性を模索しようとする動きも、一部のジャーナリストの間で出てきました。 今回は、このような新しいジャーナリズムの潮流として、ヨーロッパで注目されている「建設的ジャーナリズム」について、デンマークとドイツの事例をみながらレポートします。 建設的ジャーナリズムについて具体的にみていく前に、一
完全版はこちらから→http://live.nicovideo.jp/watch/lv314330191 【この動画について】 雑誌の低迷が言われて久しい中での「NewsPicks Magazine」の創刊。そしてモバイル向けに独自のビジネス記事を提供する米ネットメディア「Quartz(クォーツ」の買収発表。ネットを中心に拡大を続けてきたNewsPicksの勢いはとどまるところを知りません。NewsPicksの最高コンテンツ責任者(CCO)として、オリジナルコンテンツの制作から、新たなビジネスモデルの開拓までを統括する佐々木紀彦氏。「コンテンツ×ビジネス×テクノロジー」による新しい生態系を創ろうとする佐々木さんといまやこの国の新しい「論壇」の中心になりつつあるビジネス言論の可能性について語ります。 ▼放送スケジュール 7/30(月)21:00-23:00 ▼出演 佐々木紀彦 宇野常寛
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