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ブックマーク / kangaeruhito.jp (13)

  • 前篇 AIは「ジェスチャーゲーム」を知らない | 言葉は「間違い」の中から生まれる | 今井むつみ , 高野秀行 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社

    著者: 今井むつみ , 高野秀行 「言語はジェスチャーゲーム(言葉当て遊び)のようなものだ」という画期的な見方を提示して話題になっている『言語はこうして生まれる』(モーテン・H・クリスチャンセン、ニック・チェイター著)。 書にいち早く反応したのが辺境ノンフィクション作家の高野秀行氏だ。世界の辺境を訪れて25以上の言語を実践的に習得してきた経験を『語学の天才まで1億光年』として昨年上梓した高野氏は、自らの言語観が書と非常に近かったことに驚いたという。 そんな高野氏の言語習得にかねてから注目していたのが慶應義塾大学SFC教授の今井むつみ氏。書の原著者とはお互いの研究に刺激を受けてきた仲で、共通するテーマに取り組んだ『言語の質』を最近出版した(秋田喜美との共著、中公新書)。 この度、高野氏と今井氏の対談が実現。3冊のを題材に、言語について縦横に語り合った。 高野 今井先生は、著者のモー

    前篇 AIは「ジェスチャーゲーム」を知らない | 言葉は「間違い」の中から生まれる | 今井むつみ , 高野秀行 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社
  • 言語の面白さを教えてくれる10冊 | たいせつな本 ―とっておきの10冊― | 高野秀行 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    著者: 高野秀行 川添愛『言語学バーリ・トゥード AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか』(東京大学出版会) モハメド・オマル・アブディン(河路由佳/聞き手・構成)『日語とにらめっこ 見えないぼくの学習奮闘記』(白水社) 大西拓一郎『ことばの地理学 方言はなぜそこにあるのか』(大修館書店) 澁谷智子『コーダの世界 手話の文化と声の文化』(医学書院) 船山徹『仏典はどう漢訳されたのか スートラが経典になるとき』(岩波書店) 梶茂樹、中島由美、林徹編『事典 世界のことば141』(大修館書店) ダニエル・L・エヴェレット(屋代通子訳)『ピダハン 「言語能」を超える文化と世界観』(みすず書房) ケイレブ・エヴェレット(屋代通子訳)『数の発明 私たちは数をつくり、数につくられた』(みすず書房) 松敏治『自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く』(角川ソフィア文庫) 吉

    言語の面白さを教えてくれる10冊 | たいせつな本 ―とっておきの10冊― | 高野秀行 | 連載 | 考える人 | 新潮社
  • 第1回 ディストピア文学はなぜ長年流行しているのか? | 文学は予言する | 鴻巣友季子 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    連載について わたしは翻訳業と並行して、2000年頃から新聞や雑誌で書評の執筆を始めましたが、気づいたら、書評や評論のほうが仕事の大部分を占めるようになっていました。これまでに二度、それらの原稿を年代順などで並べて書評集、論評集にまとめたこともあります。しかしここ何年か書いてきた原稿には共通する大きなテーマがあるのではないか、それらのテーマを元に各所で書いてきた原稿を動的に再編・改稿し、新たな評論書として仕上げてはどうかと勧められました。 共通するテーマとは、現代社会とアクチュアルに関わる「ディストピア」「ジェンダー」「他者性」です。これを『文学は予言する』という一冊のにまとめることで、現代の国内外の小説を多少なりとも見渡せることを目指したいと思います。お付き合いいただければ幸いです。 *連載では「文学は予言する」の一部を掲載します。 「ディストピア」は「ユートピア」と表裏一体 英

    第1回 ディストピア文学はなぜ長年流行しているのか? | 文学は予言する | 鴻巣友季子 | 連載 | 考える人 | 新潮社
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2022/07/23
  • 後編 原作の「背中」を撮る | 山戸結希×菊地健雄「ドラマとか演出とか背中とか」 | 山戸結希 , 菊地健雄 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社

    著者: 山戸結希 , 菊地健雄 大きな反響を呼んだ、2021年4~6月放送のドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』(テレビ東京「ドラマ24」、現在はAmazonプライム・ビデオなどで配信中)。原作は、父と25年前に亡くなった母のことを綴ったジェーン・スーさんの同名エッセイ。ドラマの監督を務めた山戸結希さん(1、2、9~12話を担当)と菊地健雄さん(3~8話を担当)が、演出における試行錯誤を振り返りながら、あらためて作品の魅力を語ります。 (司会・構成:兵庫慎司) (前回の記事へ) 想像力を倍音のように響かせて ──ドラマの後半になると、どんどん話がシリアスになっていきます。20代のトキコを松岡茉優さんが演じるパートです。父と母が同時に入院し、トキコはやむを得ず父の愛人に看病を頼む。そして母は……という後半ですが、ドラマを観た後に原作を読み返すと、ジェーン・スーさんはその部分を意外とサラッと書

    後編 原作の「背中」を撮る | 山戸結希×菊地健雄「ドラマとか演出とか背中とか」 | 山戸結希 , 菊地健雄 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社
  • 前編 映画監督ふたり、テレビドラマを撮る | 山戸結希×菊地健雄「ドラマとか演出とか背中とか」 | 山戸結希 , 菊地健雄 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社

    著者: 山戸結希 , 菊地健雄 大きな反響を呼んだ、2021年4~6月放送のドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』(テレビ東京「ドラマ24」、現在はAmazonプライム・ビデオなどで配信中)。原作は、父と25年前に亡くなった母のことを綴ったジェーン・スーさんの同名エッセイ。ドラマの監督を務めた山戸結希さん(1、2、9~12話を担当)と菊地健雄さん(3~8話を担当)が、演出における試行錯誤を振り返りながら、あらためて作品の魅力を語ります。 (司会・構成:兵庫慎司) ジェーン・スーを選んだ理由 ──最初はテレビ東京の佐久間宣行プロデューサー(2021年春に同社を退社)が、山戸監督とドラマを作りたいということで、原作候補をたくさん持って来た中から、この作品を選ばれたんですよね。 山戸 はい、佐久間さんとの話し合いの中で、今回のエッセイが俎上に載せられました。単行のカバーを見た瞬間に、「こんな美し

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  • 32 新型コロナ下でカミュを読む | 最後の読書 | 津野海太郎 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    ――アルベール・カミュの『ペスト』がベストセラーになっている。 4月15日、郵便受けからとってきた朝日新聞の夕刊で「感染症扱う小説歴史書に注目」という見出しの記事を読み、はじめてそのことを知った。それによると新潮文庫版の『ペスト』が、この2月以降、15万4000部を増刷しているらしい(現在までに36万4000部増刷)。いうまでもなく新型コロナウイルスのせい。したがって日だけでなく、感染が拡がるにつれて、フランスやイタリア、英国でもさかんに売れているのだとか。 そうと知って、ちょっとおどろいた。「ちょっと」というのは、私たちの社会が大きな災厄にみまわれると、なかば忘れられていた昔のが不意によみがえる。それはかならずしもめずらしい現象ではないからです。 たとえば2008年の小林多喜二の『蟹工船』ブーム――「就職氷河期」とか「非正規雇用」とか、日の社会に冷酷な「ワーキングプア」状態が定着

    32 新型コロナ下でカミュを読む | 最後の読書 | 津野海太郎 | 連載 | 考える人 | 新潮社
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2020/08/03
    “ペストはこの戦争でともに反省と沈黙を味わった人たちの姿を伝えるだろう――また道徳的苦しみのイマージュをも”
  • 明るいあしたを迎えるための音楽 1 | 村上RADIO | 村上春樹 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    著者: 村上春樹 Murakami Radio: “Music for a Brighter Tomorrow” by HARUKI MURAKAMI is here; 村上春樹さんがDJを務める「村上RADIO特別編 ステイホームスペシャル~明るいあしたを迎えるための音楽~」が、2020年5月22日(金)にTOKYO FM/JFM38局ネットで放送されました。 新型コロナでたいへんな日々を過ごしている皆さんを音楽の力で明るくできれば、という村上さんの発案でこの特別編が生まれました。 今回、TOKYO FMの協力をいただいて「村上RADIO特別編 ステイホームスペシャル~明るいあしたを迎えるための音楽~」の番組内容を、日語と英語両方のバージョンで掲載いたします。海外の村上ファンにも英訳で楽しんでいただけたら幸いです。まずは前半をどうぞ。 村上RADIO特別編「ステイホームスペシャル」 こ

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  • やりなおし世界文学 | 津村記久子 , 100%ORANGE | 連載一覧 | 考える人| シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。知の楽しみにあふれたWebマガジン。 | 新潮社

    はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。 「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。 どうして自分が「考える人」なんだろう――。 手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな

    やりなおし世界文学 | 津村記久子 , 100%ORANGE | 連載一覧 | 考える人| シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。知の楽しみにあふれたWebマガジン。 | 新潮社
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2020/04/28
    “〈われわれは人を死なせる恐れなしにはこの世で身振りの一つもなしえないのだ〉”
  • アクションとポイエーシス | アクションとポイエーシス | 東浩紀 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    SNSの時代において、批評家の役割とはなにか? 2019年、著者をもっとも悩ませた問題について、理論的な次元から初めて総括がなされます。真の政治性を追求するための態度表明として書かれた原稿を特別公開!(「新潮」2月号掲載の特集「あいちトリエンナーレ・その後」も、是非あわせてお読みください) 1 二〇世紀を代表する哲学者のひとり、ハンナ・アーレントは、『人間の条件』という有名な著作で、人間の行いを「活動」と「仕事」と「労働」という三つの領域にわけることを提案している。 そこで「活動」とは言語的な表現やコミュニケーションを、「仕事」とは職人的なものづくりを、そして「労働」とは肉体をもちいた賃労働を意味している。活動、仕事、労働という表現は日語の定訳に拠っているが、英語の原文ではそれぞれ「アクション」「ワーク」「レイバー」となっている。アクションは、「行動」と訳せばわかるように、アーレントにお

    アクションとポイエーシス | アクションとポイエーシス | 東浩紀 | 連載 | 考える人 | 新潮社
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2020/01/09
  • 第2回 「他人の靴」を履くために | ブレイディみかこ×金原瑞人 「他人の靴」で常識を飛び越えろ! | ブレイディみかこ , 金原瑞人 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社

    金原 イギリスには日と違って、シティズンシップ・エデュケーションやライフスキルズという授業があるというエピソードが面白かったです。 この二つは日の中学校教育の中ではほとんど触れられていない部分です。そもそもシティズンシップ・エデュケーションを訳すと「市民教育」ですか。 ブレイディ ライフスキルズという科目があるんです。その中でシティズンシップ・エデュケーションとか、セクシャル・エデュケーションなどに分かれている。シティズンシップ・エデュケーションは、日で言うと一番近いのは公民なのかな。政治や議会のあり方、法についても学びます。でも、日の公民だと「議会には衆議院と参議院があって、議員定数が何人」という”知識”を正確に記憶させる。 このシティズンシップ・エデュケーションは違います。今のシステムをまず説明する。その上で、今のシステムに反対する人もいることを伝え、それについてどう思うかを話

    第2回 「他人の靴」を履くために | ブレイディみかこ×金原瑞人 「他人の靴」で常識を飛び越えろ! | ブレイディみかこ , 金原瑞人 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2019/11/08
    “「他人の靴を履く」と言っても履けない靴もありますが、どうやったら履けるんでしょうねって。確かにそこがポイントですよね。その一頑張りをさせるものが、これからの世界に求められている。”
  • いい親になりたい | 村井さんちの生活 | 村井理子 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    二月上旬のとある金曜日、わが家はインフルエンザA型で一家半滅状態だった。 めったに体調を崩さない夫からメールが届き、具合が悪いので会社を早退するとあった。「悪いんだけど、病院に寄ってから帰ってきてくれる?」と返事をした。全国的に、インフルエンザが猛威を振るっていたからだ。夫は近所のクリニックで診察を受けて帰ってきた。 「インフルエンザA型だって」 そのひと言を最後に夫は寝込んだ。 次は長男だった。下校後、「なんだかオレ、だるい…」と小さな声で言う。全てを悟った私は、長男を駅前のクリニックに連れて行き、事情を話してすぐさま検査をしてもらった。結果は「インフルエンザA型」。その場で薬を飲ませてもらい、残りの薬をもらって家に戻った。 さて、次男である。体力、気力、その他ありとあらゆる、私にとっては多少の重荷となるパワーを持ち合わせている次男は、けろっとしていた。「オレはインフルエンザにやられるよ

    いい親になりたい | 村井さんちの生活 | 村井理子 | 連載 | 考える人 | 新潮社
  • 最終回 かたちづくる存在 | 未来を思い出すために | ドミニク・チェン | Webでも考える人 | 新潮社

    子どもの誕生の瞬間に感得した、自らの死の予祝。その正体を巡って考察を続けてきた果てに、子に宛てて遺言を書いてみるという行為のなかに、この名状しがたい感情が結実することを知った。 それは死の先にあって、決して自らは見ることのできない未来の時を生きる子に向けた祝福と共に生じる、この上ない高揚だ。 それは同時に、自分自身もこれまでさまざまな経験の「領土territoire」を出入りしながら拡げ続けた環世界の運動が、子どものうちにおいても知らず知らずのうちに継承され、自らの死後にも決して途絶えることなく続いていくことに対する、尽きることのない安堵でもある。 わたし個人としての来歴のなかには種々の悔恨があり、また、現在の心中にも未来に対する様々な不安が渦巻いている。それはしかし、どこまでも孤独で貧しい世界認識に過ぎない。子は、生まれた瞬間からすでに親の「ありえたかもしれない生life as it c

    mmsuzuki
    mmsuzuki 2018/12/06
    “プレロフォリアとは「思考に形を与える」という意味の言葉/情報もまた本来的には「持つ」ものではなく、コミュニケーションの相手の思考を変形させる、つまり「かたちづくる」という動的な関係性を指し示している
  • 考える人| シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。知の楽しみにあふれたWebマガジン。 | 新潮社

    はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。 「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。 どうして自分が「考える人」なんだろう――。 手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな

    考える人| シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。知の楽しみにあふれたWebマガジン。 | 新潮社
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2016/04/06
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