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32 新型コロナ下でカミュを読む | 最後の読書 | 津野海太郎 | 連載 | 考える人 | 新潮社
――アルベール・カミュの『ペスト』がベストセラーになっている。 4月15日、郵便受けからとってきた朝日... ――アルベール・カミュの『ペスト』がベストセラーになっている。 4月15日、郵便受けからとってきた朝日新聞の夕刊で「感染症扱う小説や歴史書に注目」という見出しの記事を読み、はじめてそのことを知った。それによると新潮文庫版の『ペスト』が、この2月以降、15万4000部を増刷しているらしい(現在までに36万4000部増刷)。いうまでもなく新型コロナウイルスのせい。したがって日本だけでなく、感染が拡がるにつれて、フランスやイタリア、英国でもさかんに売れているのだとか。 そうと知って、ちょっとおどろいた。「ちょっと」というのは、私たちの社会が大きな災厄にみまわれると、なかば忘れられていた昔の本が不意によみがえる。それはかならずしもめずらしい現象ではないからです。 たとえば2008年の小林多喜二の『蟹工船』ブーム――「就職氷河期」とか「非正規雇用」とか、日本の社会に冷酷な「ワーキングプア」状態が定着
2020/08/03 リンク