2025年大阪・関西万博で関西広域連合が出展する「関西パビリオン」の建設費が、当初予定から約1億5千万円増の約6億7千万円になる見通しとなったことが24日、関係者への取材で分かった。26日に開催する同連合委員会で、工事契約を変更するための補正予算について協議する。 関係者によると、建設費の増額は、パビリオンの仕様変更のほか、建設資材価格や人件費の高騰などが影響したという。 関西パビリオンの建築面積は約1653平方メートルで灯籠をイメージした六角形。「いのち輝く関西悠久の歴史と現在」をテーマに、同連合の構成自治体のうち大阪府を除く滋賀、京都、奈良、和歌山、兵庫、鳥取、徳島と連携団体の福井、三重の9府県が参加し、建設費を負担。ブースを設けて各地の歴史や文化、産業などの魅力を紹介する。 万博を巡っては、大阪府市と経済団体が出展する地元館「大阪ヘルスケアパビリオン」の建設費が当初予定から25億円増